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裏日本方言(うらにほんほうげん)とは日本語の方言を音韻体系で区分した際の一区画である〔金田一春彦『金田一春彦著作集第八巻』玉川大学出版部、2005年 「音韻」〕。裏日本とよばれる日本海側および東北地方に分布する。この特徴が顕著な方言は俗に「ズーズー弁」と呼ばれる。 ==特徴== 裏日本式の音韻体系は、東北地方を中心に、北海道沿岸部や新潟県越後北部、関東北東部(茨城県・栃木県、千葉県や埼玉県東部など)と、越後中部・佐渡・富山県・石川県能登、とんで島根県出雲地方を中心とした地域に分布する。以下のような特徴がある〔飯豊毅一・日野資純・佐藤亮一編『講座方言学』シリーズ、国書刊行会 『講座方言学 1 方言概説』1986年 加藤正信「音韻概説」〕〔佐藤亮一「現代日本語の発音分布」飛田良文・佐藤武義編『現代日本語講座 第3巻 発音』明治書院、2002年〕〔平山輝男「全日本の発音とアクセント」NHK放送文化研究所編『NHK日本語発音アクセント辞典』日本放送出版協会、1998年4月〕。 # イ段とウ段の母音が近い発音になり、中舌母音・となる。 ##特に、シとス、チとツ、ジ(ヂ)とズ(ヅ)の区別がなくなる〔『講座方言学 1 方言概説』 78-81頁。〕(ズーズー弁)。 # エ段の音は、共通語のエよりもイ段に近い発音となり、母音単独拍ではイ→エに統合する〔『講座方言学 1 方言概説』 81-84頁。〕。 # 共通語のウ段音の語例がかなりの程度でオ段音になる〔『講座方言学 1 方言概説』 84-85頁。〕。 1.のうち特に、シとス、チとツ、ジ(ヂ)とズ(ヅ)の区別がなくなるのは東北地方と富山、能登、雲伯地域で、東関東では区別がある。出雲や米子では「く」「ぐ」「ふ」を除くほとんどのウ段音がイ段音との区別をせずと発音される。2.は東北、北海道、北陸、出雲、長野県北東部で見られるが、東北北部日本海側の老年層(1986年時点)では母音単独のイとエの区別がある。3.は山陰、北陸、長野北部、東北の日本海側から北端にかけて広く分布する。 ウ段母音については、東京方言でもuよりやや中舌寄りで円唇性の弱いɯであり、中部方言でもまたはとの中間音で発音される。いっぽう近畿方言や山陽方言、四国方言、九州方言では唇の丸みを帯びかつ奥舌母音ので発音される。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「裏日本方言」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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