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裸のラリーズ : ミニ英和和英辞書
裸のラリーズ[はだかのらりーず]
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〔語彙分解〕的な部分一致の検索結果は以下の通りです。

: [はだか]
  1. (n,adj-no) naked 2. nude 3. bare 
: [ちょうおん]
 (n) long vowel mark (usually only used in katakana)

裸のラリーズ : ウィキペディア日本語版
裸のラリーズ[はだかのらりーず]

裸のラリーズ(はだかのラリーズ)は、ヴォーカル、ギターの水谷孝を中心に、1960年代から1990年代にかけて活躍した、日本のバンド。
== 概要 ==
日本国外ではフランス語(風)のLes Rallizes Dénudés(レ・ラリーズ・デニュデ)という名前で主に知られている。なお、フランス語にはrallizesという語はなく、rallizesとは英語のrallyの複数形であるralliesをフランス語風につづったものであると思われる(実際にはrallisesとつづる方がフランス語的である)。
山口冨士夫(元村八分、後にティアドロップスを結成)、久保田麻琴高橋ヨーカイ、三浦真樹などが一時在籍。結成時のメンバーには、後によど号ハイジャック事件に加わった若林盛亮もいた。裸のラリーズの活動は1990年代中頃のライヴ以降休止状態である。水谷自身が公に語った言葉が少なく、活動期間もアンダーグラウンドかつ断続的であるため、裸のラリーズに関する情報には未知の部分が非常に多い。そうした不可避の不明瞭さが偶発的にバンドの伝説化・神格化に拍車をかけたとみることもできる。ただし、こうした状況に関して、ある時期以降は水谷自身が自ら、情報や音源の流布に制限を掛け、神格化を自己演出したとの批判もある(実際、後述の3枚の公式盤CDは、発売当時、予約しても手に入らないほどの極小枚数しかプレスされず即完売した。にもかかわらず、水谷は追加発注による再プレスを拒み、その後、現在に至るまで、再発を一切拒んでいる。また、後述の山口冨士夫のスタジオレコーディングに関しても、水谷が強固に発売を拒否したという。後年、山口は、水谷は公式な音源を残したくないようだったと語っており、そういった姿勢が袂を分かった一つの理由だったとしている。さらに、これらの疑惑に拍車を掛けているのが、根強い噂としてある、水谷自身のブートレグへの関与である。これについては後段でより詳しく述べる)。
裸のラリーズと言えば、水谷のフィードバック奏法による常軌を逸した大音量のノイズで知られている。ギターアンプから発せられる嵐のようなフィードバック・ノイズは、ソニック・ユースによってノイズ・ロックがオーヴァーグラウンドに定着した現在に至っても、また「ジャパノイズ」の盛んな日本の地下音楽シーン史上においても強烈なものとして認知されている。また、裸のラリーズに関してはその圧倒的なノイズのみに関心が向かいがちであるが、1970年代初頭のフォーク風の水谷の歌もある(ただし、ライヴでは激しい轟音と音割れ、エコーにより水谷が何と歌っているのか判別しにくい)。
まとまった音源は、1991年頃にリリースされすでに廃盤となっている3枚の公式盤CDと1本のライブ映像作品程度であり、それらがインターネットオークションで時折出品され定価の10倍を超える高額で落札される。現在容易に入手可能な範囲で裸のラリーズの音楽を知る方法は、彼らの曲を含むオムニバス盤を入手するか、あるいはブートレグを入手するしかない。ただし、ブートレグは相当数が出回っており、また、一般的なブートレグとは違い、入手は極めて容易である(ブートレグはその製品の性質上、それらを扱う専門店か、もしくは店舗の片隅にひっそりと置かれ販売されるのが常なのだが、裸のラリーズのブートレグは堂々と販売されており、実際、大手通販サイト等でも購入出来る。こうした状況が水谷自身のブートレグへの関与疑惑の元となっている)。中には極めて音質の良いものや、しっかりとしたライナーノーツ、レコーディングデータ等が付随する物も有り、これらについては水谷自身が関わっていると噂され、ファンの間では準公式盤扱いされている。また、海外レーベルのブートレグが多いのも特徴の一つであり、一部のアルバムは堂々と「公式盤」と銘打ち販売されている(こちらも水谷自身の関与が噂されている)。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
ウィキペディアで「裸のラリーズ」の詳細全文を読む




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