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褐衣[かちえ] 褐衣(かちえ)・褐襖(かちあお)は、日本古代から中世にかけて、地下武官や左右近衛の随身(ずいじん)、鷹匠が用いた上着で狩衣(かりぎぬ)の一つ、および武家装束〔デジタル大辞泉「かち‐え(褐衣)」 小学館 2015年10月24日閲覧〕。 == 概要 == 袍形式の狩衣に似ているが、違いは肩の袖付け部分が縫いふさがれていることである〔ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典「かちえ(褐衣)」 ブリタニカ・ジャパン株式会社2015年10月24日閲覧〕。なお、脇部分は開いている〔。布地は麻布か平絹が多い。古くは野外に行幸する時に随従した者が着た衣服で、古くは中将・少将も着用していたが、後には高官などを警護する武官や兵士、無位の者が着用するものとされた。 褐衣の由来については兎の毛などを使った「褐」と呼ばれる織物で作られていたからとする説が有力であるが、当時の日本で毛織物が用いられていていたかどうか疑問視する考えもある。褐色(今日の茶色系ではなく、後に「勝色」と呼ばれた紫色系のもの)に近い系統(一日晴(その日だけの物を用いる格別の儀式)では紫や蘇芳、通常は縹や紺)が用いられており、その由来については謎が残されている。
抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「褐衣」の詳細全文を読む
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