翻訳と辞書 |
褰帳[とばり] 褰帳(けんちょう)は、即位、朝賀など大礼の時に高御座の御帳を褰げ開くこと、またはその役の女官のことで褰帳命婦の略である。帳上げ(とばりあげ)ともいう。 ==概要== 「内裏式」には、「褰帳命婦二人、内親王以下三位已上為之、若無者王氏四位五位亦得」とある。のち神祇伯の王氏の女性に定まり、褰帳の女王といった。 当日、諸員着席ののち、褰帳1人ずつ左右に分かれ、北面東西の戸からはいって着座、天皇の高御座着座ののち、執翳女嬬が左右おのおの9人が御前に進んで翳を奉じると、褰帳命婦が東西の階を昇り、高御座の帳を褰げる。その褰げ方は高御座の南方の一間のみを褰げ、女官が内から助けて針で端を留め、八の字形に開いた。式の終った時もまた執翳女嬬が翳を奉じたのち、進んで帳を垂れ、そののち、天皇は後房に帰りはいった。
抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「褰帳」の詳細全文を読む
スポンサード リンク
翻訳と辞書 : 翻訳のためのインターネットリソース |
Copyright(C) kotoba.ne.jp 1997-2016. All Rights Reserved.
|
|