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===================================== 〔語彙分解〕的な部分一致の検索結果は以下の通りです。 ・ 襟 : [えり] 【名詞】 1. neck 2. collar 3. lapel 4. neckband ・ ー : [ちょうおん] (n) long vowel mark (usually only used in katakana)
襟カラー(えりカラー)とは、詰襟服の襟に、襟の内側を汚れないよう保ち、襟を補強し、また服の襟から見えるカラーで服にアクセントを与えるなどの目的をもって装着されるもののことをいう。単にカラーと呼ばれることも多く、この記事でもカラーと呼称する。 なお、英語の「カラー(collar)」という語は日本語の「襟」に相当し、「襟カラー」という呼称は重言の一種になる(記事参照)。 カトリック教会の神父や詰襟・折襟型軍服、日本の詰襟型男子学生服などで用いられる。 == 概説 == かつては、白い布地の帯を糊で堅く固めたものが使用されていたが、手入れに手間がかかる上、汚れやすいので、布地を使わず、合成樹脂が使われるようになった。はじめはベークライトだったが、その後セルロイドが原料に用いられた。しかし、これは割れやすい上、火がつくと激しく燃えて首筋に大きな火傷ができる危険があるので、1970年ごろから、不燃性のポリ塩化ビニルが採用された。しかし、これは硬くていぜん割れやすいので、現在では、ポリプロピレンが素材として一般に使われている。 カラーは、立襟の補強のため堅い素材でできているので、首の自由な運動を妨げて着用者の窮屈感を増強しがちである。また、現代のカラーはプラスチック製のため全く汗を吸わず、気温が高い日、身体を激しく動かすときなど、首まわりに汗がたまり、着用者の不快感を増す。この、硬さに由来する首まわりの負担を軽減するため、きわめて柔らかく自由に曲がるビニール系の素材を使った「ソフトカラー」という品種が、一部の学生服店やネットで扱われるようになった。ただし、柔らかいため、襟の補強効果があまりない。しかし、最近の襟はカラーを外した状態でも芯が入っていて、それなりに堅いものになっておりアクセントとしての意味合いの方が強くなりつつある。 反面、明治後期以降の大日本帝国陸軍のように、カラーは襟の補強の為ではなく襟汚れを防ぐ為やアクセントとしての意味合いの方が強く、紙製の他、糊があまり効いていない吸汗性の強い厚めの布製が多く普及したところもある。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「襟カラー」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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