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『女王(国王)陛下万歳』(じょおう〔こくおう〕へいかばんざい)、または、『神よ女王(国王)を護り賜え〔「守り」「給え」「たまえ」など表記のバリエーションがある〕』(かみよじょおう〔こくおう〕をまもりたまえ、原題: は、多くの英連邦王国およびイギリス王室属領で使用されている賛歌(アンセム)である。 グレートブリテン及び北アイルランド連合王国(イギリス)およびイギリス海外領土の事実上の国歌であり、ニュージーランド(1977年〜)の二つの国歌のうちの一つである。オーストラリア(1984年〜)およびカナダ(1980年〜)、ジャマイカ、ツバル、マン島では王室歌 (Royal Anthem) として公式に採用されている。ジャージー〔 〕、ガーンジー〔 〕、マン島〔 〕においても、イギリス王室属領の立場では公式な国歌である。 公式行事などで使用される場合、通常第1節のみが歌われる。時代により王が男性 (King) であるか女性 (Queen) であるかで、曲名および歌詞が変わる。 == 概要 == イギリスにおいて国歌として法律で制定されてはいないが、一般に国歌として広く認知されている(連合王国の構成国であるウェールズや北アイルランド、スコットランドでは独自の国歌を持ち、サッカーなどウェールズ、スコットランド〔北アイルランドはサッカーにおいてはイングランドとともに女王陛下万歳を国歌に用いている〕が個別に代表を出しているスポーツの試合では、女王陛下万歳ではなく、それぞれの国歌が演奏され歌われる)。かつてイギリス連邦諸国でも国歌として採用されていたが、現在は公募などによって別の歌を国歌として採用している。ニュージーランドでは今日でも『神よニュージーランドを守り給え』とともに国歌のひとつである。カナダ、オーストラリア、バハマ、ジャマイカ、マン島では王室歌 (Royal Anthem) として採用されている。イギリス連邦ではないが、リヒテンシュタインでは同じ旋律を流用して独自の歌詞を乗せて国歌としている(かつてのスイス、ドイツ帝国、ザクセン王国、ロシア帝国、アメリカ合衆国も同様であった)。 動詞が三単現「saves」ではなく「save」なのは、神に対する加護の要請を示す仮定法現在、つまりいわゆる祈願文であるためである。〔中山祥一郎「名詞節中の仮定法現在について」、『大同工業大学紀要』34(1998): 29-31, p. 29 〕「Save」が大文字なのは、一般的に英語では楽曲の題名に含まれる名詞・動詞などは語頭を大文字にする慣習があるからである。〔In-Text Citations: The Basics 〕 公式の場で斉唱する場合であっても女王(国王)自身が歌うことはない〔The National Anthem - God Save the Queen 0分39秒~1分07秒、女王自身は歌っていない。〕。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「女王陛下万歳」の詳細全文を読む 英語版ウィキペディアに対照対訳語「 God Save the Queen 」があります。 スポンサード リンク
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