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西ドイツ国鉄120型電気機関車(にし-こくてつ120がたでんききかんしゃ、) は、ドイツ連邦鉄道(西ドイツ国鉄、現・ドイツ鉄道)が保有・運行している客貨両用(汎用)交流電気機関車である。 == 特徴 == === 試作車(BR120.0) === 西ドイツ国鉄における特急旅客用電気機関車は、1970年代初めから主として最高速度200km/h運転に対応した103型が使用されてきた。 一方、1970年代の初めから最新のエレクトロニクス技術によるインバータ制御・三相交流誘導電動機を採用した新しい機関車の開発に取り組むこととなった。この技術を採用すれば保守費の低減が期待できることや、鉄道車両に必要とされる力を必要に応じて引き出すことができるとされた。そこでまず1971年から1973年にかけてヘンシェルとBBCの2社の共同開発により、DE2500(後に西ドイツ国鉄籍に編入され、202型202 002 - 004となった)と呼ばれる軸配置C-C(202 002・004)あるいはB-B(202 003)の電気式ディーゼル機関車(DEL)が3両試作され、試験が実施された。 この試作DELの試験結果を基に、これの電気機関車版として1979年から1980年にかけて、5両の試作車(120 001 - 120 005)が製造された。これらは各車の番号の100の位が0であることから、120.0型とも呼ばれる。 車体は103型とは大きく異なり、全体的に角張った直線的なものとなった。車体長は103型と大差ないが、軸配置は同型式のC-Cに対しB-Bで動軸数が2軸少なく、そのため主電動機出力の合計も103型量産車の7,440kWに対し5,600kWと大きく見劣りする。ただし、各電動機の定格出力そのものは103型の1,240kWに対して1,400kWに引き上げられている。最高速度は160km/hとされたが、120 005号機は200km/h対応とされた。これら5両の試作車は比較試験のため、それぞれ異なる電気機器を搭載していた。 塗装は103型と同様の暗赤色とクリーム色の「TEE色(''rot-beige'')」であるが、屋根の部分が赤色になるなどの違いが見られる。 量産車の登場後は試験用となり、752型に改番された。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「西ドイツ国鉄120型電気機関車」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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