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西ドイツ国鉄VT98型気動車 : ミニ英和和英辞書
西ドイツ国鉄VT98型気動車[にしどいつこくてつ]
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〔語彙分解〕的な部分一致の検索結果は以下の通りです。

西 : [にし]
 【名詞】 1. west 
西ドイツ : [にしどいつ]
 【名詞】 1. West Germany 
: [くに]
 【名詞】 1. country 
国鉄 : [こくてつ]
 【名詞】 1. national railway 
: [てつ]
 【名詞】 1. iron 
: [かた]
 【名詞】 1. mold 2. mould 3. model 4. style 5. shape 6. data type 
: [げ, き]
  1. (suf) (uk) seeming 2. giving the appearance of 3. giving one the feeling of
気動車 : [きどうしゃ]
 (n) train powered by a diesel or internal-combustion engine
: [どう]
 【名詞】 1. motion 2. change 3. confusion 
: [くるま]
 【名詞】 1. car 2. vehicle 3. wheel 

西ドイツ国鉄VT98型気動車 : ウィキペディア日本語版
西ドイツ国鉄VT98型気動車[にしどいつこくてつ]
西ドイツ国鉄VT98型気動車(にしドイツこくてつVT98がたきどうしゃ)は、ドイツ連邦鉄道(Deutsche Bundesbahn (DB)、西ドイツ国鉄、現・ドイツ鉄道)のローカル線系統で使用されていた気動車である。なお、本機はVT98型として製造されたものであるがVT98.9型とも呼ばれており、その後1968年の称号改正により798型および796型(ワンマン改造機)となったものである。また、本機の以前に製造されていたVT95型、本機と同型でラック式のVT97型(もしくはVT97.9型)とともに製造メーカーのブランド名からウアーディンゲン・シーネンオムニバス ()と呼ばれるほか、ドイツにおける同年代のレールバスとあわせてシーネンオムニバス ()とも呼ばれる。なお、本項では本機の制御車であるVS98型と付随車であるVB98型についても記述する。
== 概要 ==
1950年代の西ドイツ国鉄の支線における旅客列車用として導入された、シーネンオムニバスと呼ばれる小型形気動車用のVT95型(試作機をVT95型、量産機をVT95.9型とも称する)およびその付随車のVB142型は合計約1000両が生産されて、それまでは蒸気機関車が牽引していた旅客列車の機材の近代化を進めていた。このシリーズはVT95型に80.9−110.0kWの機関を1基搭載し、輸送量に応じて重連もしくは付随車VB142型を牽引した最大4両編成での運行を想定して動力車数:付随車数=約1:1での生産がなされていたものであるが、支線における旅客列車運行には輸送量と運用上の柔軟性とを更に向上させるため、西ドイツ国鉄ではこの発展形となるシーネンオムニバスを開発することとなり、1953年に試作機(通称VT98型)3機が、1955年以降に量産機(通称VT98.9型)332機が製造された機体がVT98型であり、同時に制御車であるVS98型310両、付随車のVB98型320両が製造され、後にVB98型3両がVS98型に改造されている。この新たなシリーズでは動力車のVT98型に96.5-110.0kWの機関を2基搭載し、輸送量に応じて付随車VB98型と制御車VS98型とで最大6両までの総括制御 可能な編成を組んでの運行を想定し、動力車数:付随車数:制御車数=1:1:1での生産がなされることとなった〔日本におけるレールバスと異なり、西ドイツにおけるシーネンオムニバスは閑散線区のみでの運用を想定したものではなく、より輸送量の多い線区を含む支線区間全般における運用を想定したものである〕。VT98型シリーズは車体構造や機関・走行装置などはVT95型シリーズをベースとしながら、動力車であるVT98型に機関を2基搭載して動力性能の向上を図る、制御車のVS98型を新たに設定するとともに各車に重連総括制御用の電気連結器を設置する、ブレーキ装置を直通ブレーキから自動ブレーキに変更するとともに連結器を小型密着連結器から一般的なネジ式連結器と緩衝器に変更して編成両数の増加と一般の客車貨車の牽引に対応するなどの変更がなされている。
VT98型シリーズはVT95型に引き続き開発・設計および製造をUerdingen〔Waggonfabrik Uerdingen AG、同名の会社が1935年にDüsseldorfer Waggonfabrikを統合、鉄道車両をUerdingenブランドで、路面電車をDÜWAGブランドで生産していたが、その後1981年に社名をDUEWAG(DÜWAG AG)に変更している〕が担当しているが、1955年の量産開始以降西ドイツ全国で広く導入・運用されたため、UerdingenのほかMAN〔Maschiinenbau Augsburg-Nürnberg AG〕、WMD〔Waggon- und Maschinenfabrik GmbH、後にDonauwörthMesserschmidt-Bölkow-Blohm(MBB)となる〕、Credé〔Gebüer Credé & Co., Kassel〕、Orion〔Fa. Orion, Eschwege〕、Rathgeber〔Waggoonfabrik Rathbeber〕の各社でも製造がなされているほか、機関を西ドイツのトラック・バスメーカーであるBüssing〔Büssing AG、1971年にMANに統合される〕、冷却系をBehr〔Behr, Stuttgart-Feuerbach、現Behr GmbH & Co. KG〕、変速機ZF〔ZF Friedrichshafen AG〕、逆転機をGmeinder〔Gmeinder & Co GmbH, Mosbach〕が担当している。なお、MANではVT98型と並行して同社独自設計で全長16m級でトルクコンバーターを搭載した液体式のシーネンオムニバスを西ドイツ国内私鉄など向けに製造している。
総計約1000両が導入されたVT98型シリーズは西ドイツ全国のローカル列車用として広く運用されていたが、1968年の称号改正によりVT98型は798型に、VS98型とVB98型は998型に形式変更され、1988年よりワンマン改造された機体については796型および996型に形式変更されている。また、同形機および機関1基搭載型、2両もしくは3両固定編成型などの類似機が西ドイツ国内の私鉄および東ドイツオーストリアスペインポルトガルイタリアレバノントルコウルグアイに新製(現地生産も含む)もしくは中古で導入されている。
各機体の型式名、製造所、製造年、製造両数は下表1の、各製造ロットごと製造所、型式、製造両数、機番、製造年は下表2の通り。


抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
ウィキペディアで「西ドイツ国鉄VT98型気動車」の詳細全文を読む




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