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西名古屋港線(にしなごやこうせん)は、愛知県名古屋市中村区の名古屋駅から同市港区の金城ふ頭駅までを結ぶ、名古屋臨海高速鉄道の鉄道路線である。 旅客線としてはあおなみ線(英称は ''Aonami Line'')の愛称が付けられている。旅客案内上「あおなみ線」に呼称が統一されており、社名や「西名古屋港線」は使用されない〔「当社からのご案内は「あおなみ線」で統一しています。」 (あおなみ線よくある質問)〕。愛称はイメージカラーの青から「あお」、名古屋から「な」、港から「み」がそれぞれ採られている。 == 概要 == 名古屋市の中心部と鉄道空白地帯であった港区南部(名古屋港金城埠頭)を結ぶため、東海道本線の貨物支線である西臨港貨物線(西名古屋港線)を全面改良(複線電化・高架化)の上、旅客・貨物共用化した路線である。全線が立体交差であり、このうち小本 - 金城ふ頭間が高架線となっている。沿線には名古屋市国際展示場(ポートメッセなごや)、リニア・鉄道館、名古屋競馬場、イオンモール名古屋みなとなどの大型集客施設がある。 旅客列車は、東海旅客鉄道(JR東海)から同路線を譲渡され、第一種鉄道事業者として保有している名古屋臨海高速鉄道が運行している。また、同路線のJR東海からの譲渡後も日本貨物鉄道(JR貨物)が第二種鉄道事業者として、名古屋 - 名古屋貨物ターミナル間において貨物列車の運行を行っている(同路線におけるJR東海の第一種鉄道事業免許は譲渡日で廃止)。線路は名古屋駅で東海道本線の貨物支線(稲沢線)と接続している。 2010年(平成22年)度の輸送密度は約8,385人/日〔(一般財団法人)運輸政策研究機構『数字でみる鉄道 2012』(ISBN 978-4-903876-44-3 2012年10月31日発行) p.1〕、2011年(平成23年)度は約12,867人〔(一般財団法人)運輸政策研究機構『数字でみる鉄道 2013』(ISBN 978-4-903876-51-1 2013年10月31日発行) p.66〕、2012年(平成24年)度は約12,538人〔(一般財団法人)運輸政策研究機構『数字でみる鉄道 2014』(ISBN 978-4-903876-57-3 2014年10月1日発行) p.66〕である。 全駅でICカード乗車券manacaおよびTOICAに対応している。なお、全国交通系ICカード相互利用サービスには、2016年3月12日より対応を開始し〔 - 名古屋臨海高速鉄道、2016年1月29日〕、全駅にて全国相互利用対応ICカード(manaca・TOICAのほか、Kitaca・Suica・PASMO・PiTaPa・ICOCA・nimoca・はやかけん・SUGOCA)が利用できるようになった(リニモへのmanaca導入やゆとりーとラインと同時)。 安全対策としてすべての駅のホームにホームドア(可動式ホーム柵)が設置された。金城ふ頭駅にはフルスクリーンタイプのホームドア、それ以外の駅には可動式ホーム柵を設置している。将来の輸送量増加に対応するため、各駅のホーム有効長は20 m車6両分が確保されている。ただし、開業から現在まで4両編成での運行のため、使用していない部分は金属製の柵で区切って立入禁止としている。また、バリアフリーに対応するため、全駅にエレベーターが設置されている。 車内自動放送は、日本語が加藤純子、英語がクリステル・チアリの声である。どちらも駅名部分は日本語風に発音する。名古屋駅・中島駅・金城ふ頭駅を除く各駅は「巡回駅」となっており、時間帯によっては駅員が不在となる。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「名古屋臨海高速鉄道西名古屋港線」の詳細全文を読む 英語版ウィキペディアに対照対訳語「 Aonami Line 」があります。 スポンサード リンク
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