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西室蘭駅(にしむろらんえき)は、北海道室蘭市にあった日本国有鉄道室蘭本線の公共臨港線と呼ばれた貨物支線の貨物駅である。貨物支線廃止に伴い廃駅となった。 == 概要 == 昭和30年代当時、室蘭港は工場専用埠頭が殆どを占め、雑貨埠頭あるいは公共埠頭と呼ばれる一般貨物取り扱いのための埠頭は、室蘭駅正面の中央埠頭の半分と民間運用の本輪西埠頭しかなく、取り扱い量の制限と遅滞を招いていた。このため市は新たな公共埠頭として西埠頭を建設し、その整備の一環として室蘭駅と西埠頭を結ぶ貨物支線及び公共臨港線〔室蘭市営の「公共臨港線」には、この他に中央埠頭の専用線と崎守埠頭の専用線も含まれていたが、現在までに崎守埠頭(陣屋町駅参照)を残して廃止されている。〕を設けるにあたり当駅を開設した。この貨物支線は明治後期以来の倉庫専用線を拡張して敷設されている。なお、公共臨港線の運用は第三セクターの室蘭開発(株)が委託されて行った〔新室蘭市史 第2巻 昭和58年発行。〕。 その後、コンテナ貨物に対応していない事や、苫小牧港やその他の港が整備された事等から西埠頭の貨物取り扱い量が減少し、また既に殆どがトラック輸送に切り替わっていたこと等から、1985年3月14日国鉄ダイヤ改正に合わせ廃線廃駅となった。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「西室蘭駅」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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