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西本願寺本三十六人家集 : ミニ英和和英辞書
西本願寺本三十六人家集[にしほんがんじほんさんじゅうろくにんかしゅう]
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〔語彙分解〕的な部分一致の検索結果は以下の通りです。

西 : [にし]
 【名詞】 1. west 
西本願寺 : [にしほんがんじ]
 (n) temple in Kyoto
: [ほん, もと]
  1. (n,n-suf,n-t) (1) origin 2. basis 3. foundation 
本願 : [ほんがん]
 【名詞】 1. Amida Buddha's original vow 2. long-cherished desire 
: [がん]
 【名詞】 1. prayer 2. wish 3. vow 
: [てら]
 【名詞】 1. temple 
: [み]
  1. (num) three 
三十 : [さんじゅう]
  1. (num) thirty 
: [とお]
  1. (num) 10 2. ten 
十六 : [じゅうろく]
 【名詞】 1. 16 2. sixteen 
: [ろく]
  1. (num) six 
: [ひと]
 【名詞】 1. man 2. person 3. human being 4. mankind 5. people 6. character 7. personality 8. true man 9. man of talent 10. adult 1 1. other people 12. messenger 13. visitor 1
人家 : [じんか]
 【名詞】 1. house(s) 2. human habitation
: [いえ, け]
  1. (suf) house 2. family 
家集 : [かしゅう]
 (n) poet's poetical works
: [しゅう]
 【名詞】 1. collection 

西本願寺本三十六人家集 : ウィキペディア日本語版
西本願寺本三十六人家集[にしほんがんじほんさんじゅうろくにんかしゅう]

西本願寺本三十六人家集(にしほんがんじぼん さんじゅうろくにんかしゅう)は、三十六歌仙の和歌を集めた平安時代末期の装飾写本である。三十六人家集のまとまった写本としては最古のもので、国宝に指定されている。京都市・西本願寺浄土真宗本願寺派本願寺)の所蔵。
== 概要 ==
三十六歌仙の和歌を歌仙別に1帖ないし2帖の冊子としたものである。人麻呂集、貫之集、能宣集については上下2帖構成とするため〔ただし、人麻呂集は、後述する江戸期の書写の際に2帖に分割されて書写された。〕、全体では39帖からなる。
西本願寺に所蔵されるのは、平安時代(1110年頃)の原本が32帖、平安時代末の古補写本が1帖(兼輔集〔かつては鎌倉時代の写本と考えられたが、近年は平安時代に遡ると推定される(小松茂美『古筆学大成』 講談社)。〕)、江戸時代の補写本〔 補写筆者名については、京都女子大学所蔵の転写本にある飛鳥井雅章 寛文十年奧書に基づく 江上 1970 〕が4帖(人麻呂集上・下(道晃法親王筆)、業平集(日野弘資筆)、小町集(烏丸資慶筆))、昭和4年(1929年)の分割(後述)の際に作られた田中親美(たなかしんび)による「貫之集下」「伊勢集」の極めて精巧な復元模写本が2帖〔なお、田中親美はこれ以前、西本願寺本の再発見から暫く後、明治35年から明治40年(1907年)で、後に分割される「貫之集下」「伊勢集」に補写の「兼輔集」を含めた35帖を模写している。現在、そのうち原三渓旧蔵の11帖が東京国立博物館に所蔵されている。〕である。昭和の補写本2冊を除く37帖が、付属の後奈良天皇宸翰女房奉書1幅と共に国宝に指定されている。
体裁は縦約20cm、幅約16cmの紙本で、装丁は粘葉装(でっちょうそう)〔横長の紙を2つ折りにしたものを束ね、折り目の方の各葉を糊で接着する装丁方法。冊子本としては古い形式である。〕。各帖には彩色下絵、金銀の箔、雲母(きら)刷りの地紋、墨流し、破り継ぎ〔色違い、文様違いの複数の料紙を不規則な形に裁断し、つなげて料紙を構成する技法〕など、あらゆる料紙装飾技法が駆使されている。伝世した平安時代の装飾写本の中で、『元永本古今和歌集』『金沢本万葉集』などと並び最も豪華な装飾が施されたものの一つである。表紙は藍または緑の(絹)、みかえしは(絹)で、藍の(絹)の表紙に限ってはを芯にしている。〔江上 1970〕。ただし、現在は紙を入れて補強してある。表紙の羅にも主として銀泥で山水画が描かれている。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
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