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西 朱実(にし あけみ、1932年前後 - )は、日本の女優である〔田中, p.85-86.〕〔年鑑, p.587.〕〔年鑑, p.327-332.〕〔''西朱実''・''西朱美''、東京国立近代美術館フィルムセンター、2014年9月25日閲覧。〕〔''西朱実''・''西朱美''、日本映画情報システム、文化庁、2014年9月25日閲覧。〕〔''西朱実''・''西朱美''、KINENOTE, 2014年9月25日閲覧。〕〔''西朱実''・''西朱美''、allcinema, 2014年9月25日閲覧。〕〔''西朱実''・''西朱美''、日本映画データベース、2014年9月25日閲覧。〕〔''西朱実''、東宝、2014年9月25日閲覧。〕〔''西朱実''、テレビドラマデータベース、2014年9月25日閲覧。〕〔''Akemi Nishi''、インターネット・ムービー・データベース 、2014年9月25日閲覧。〕。本名は西野 潤子(にしの じゅんこ)〔、西 朱美(読み同)と誤記されることがある〔〔〔〔〔〔。連続テレビ映画『太陽にほえろ!』の刑事「長さん」(下川辰平)の妻「野崎康江」役でのセミレギュラー出演で知られる〔。 == 人物・来歴 == 正確な生年、出身地等は不明である。1932年(昭和7年)前後の生まれである宇治みさ子(デビュー当時は山中美佐、1932年 - 2012年)、久保菜穂子(1932年 - )、南寿美子(1931年 - )と同期入社である〔〔File:Koi_no_Ouendan-cho_1952_New_Faces.jpg , 新東宝、2014年9月25日閲覧。〕。 1952年(昭和27年)、新東宝に入社、記録に残るもっとも古い出演記録は、同年6月19日に公開された小林桂樹主演の映画『恋の應援團長』である〔〔〔〔〔〔〔〔。同作は井上梅次の第1回監督作品であり〔, 2014年9月25日閲覧。〕、西は、山中美佐、三島保子、若宮清子、久保菜穂子、青木泰子、南寿美子とともに「新東宝ニューフェイス」として、スクリーンに登場した〔〔。端役からスタートしており、同社在籍中の1956年(昭和31年)12月13日 - 1957年(昭和32年)3月6日にKRテレビ(現在のTBSテレビ)で放映されたテレビ映画『遊星人M』にも出演している〔。この当時は、新東宝撮影所(現在の東京メディアシティ)に近い世田谷区宇奈根町に住んでいた〔。1961年(昭和36年)8月31日、新東宝は倒産、製作部門は同年11月15日に切り離されて、ニッポン・アートフィルム・カンパニー(NAC)になったが、翌1962年(昭和37年)2月11日に日活が配給して公開された『俺が裁くんだ』(監督橋田寿久年)、同年6月3日に大映が配給して公開された『悲しみはいつも母に』(監督中川信夫)といった、新東宝最末期の製作物にも出演した記録が残っている〔〔〔〔〔〔。 同年に放映を開始した宣弘社プロダクション製作のタケダアワー枠の連続テレビ映画『隠密剣士』にも、同年10月28日 - 同年11月18日に放映された第4話 - 第7話(監督船床定男、脚本加藤泰・伊上勝)にアイヌ人「クララ」役でレギュラー出演した〔。その後1年半ほどの出演歴が不明であるが、1964年(昭和39年)6月に公開された成人映画『女狼』(監督小林悟)に出演、以降、独立系各社の作品に出演した〔〔〔〔〔〔。『日本映画発達史』の田中純一郎は、同書のなかで黎明期の成人映画界のおもな出演者として、扇町京子、橘桂子、城山路子(光岡早苗と同一人物)、内田高子、香取環、新高恵子、松井康子、朝日陽子、火鳥こずえ、華村明子、森美沙、湯川美沙、光岡早苗、路加奈子、有川二郎、里見孝二、川部修詩、佐伯秀男とともに、西の名を挙げている〔。西が独立系成人映画に出演したのは2年に満たない期間であり〔〔〔〔〔〔、現在、上映用プリントが残っていることが確認できる作品は、内田高子の主演作『人妻の予定日』(監督向井寛)のみである〔。『挑まれた女』(監督宮口圭、1964年)、『処女の反撥』(監督倉本一夫、1965年)、『番頭お色け日記』(監督藤田尚、1966年)がおもな主演作である〔〔。 1967年(昭和42年)にはすでに成人映画の世界を去り、同年1月18日に放映された児童向け特撮テレビ映画『快獣ブースカ』の第11話『ブー横丁の学習塾』(監督竹前重吉)に出演し、主人公の友人の母親役を演じている〔。以降、映画会社が製作する連続テレビ映画に多くゲスト出演した〔。なかでも、1972年(昭和47年)に放映が開始された『太陽にほえろ!』では、レギュラー陣の下川辰平(1928年 - 2004年)演じる「長さん」の妻、「野崎康江」役を得て、同年12月15日放映の第22回『刑事の娘』(監督山本迪夫)以降、1980年代までセミレギュラー出演を続けるに至る〔。『太陽にほえろ!』では、1977年(昭和52年)1月21日放映の第235回『刑事の娘が嫁ぐとき』(監督児玉進)、同年4月22日放映の第248回『ウェディングドレス』(監督斎藤光正)で、夫役の下川とともに花嫁・良子(井岡文代)の両親を演じた〔。野崎家の長男・俊一役を演じたのは石垣恵三郎であった〔。同作への出演は全28回に及び、1981年(昭和56年)10月16日放映の第479回『怒りのラガー』(監督竹林進)が最後であった〔。テレビドラマのなかでも、出演作のほとんどすべてがテレビ映画であり〔、基本的には映画人の人脈のなかで女優人生を送った。1980年(昭和55年)に発行された『日本映画俳優全集・女優編』には、西についての記述が存在しない。 記録に残る最後の出演作品は、日本テレビ放送網とユニオン映画が製作した『事件記者チャボ!』であり、同作は1983年(昭和58年)11月5日 - 1984年(昭和59年)5月5日の期間に放映されたものである〔。同作以降の出演歴は、テレビ・映画いずれもみられない〔〔〔〔〔〔〔〔。同年以降に引退した。『太陽にほえろ!』で夫婦役であった下川は、2004年(平成16年)3月25日に満73歳で死去している〔下川辰平さんが死去 刑事役で人気の名脇役 、共同通信、2004年3月25日付、2014年9月25日閲覧。〕。西が存命ならば、2014年(平成26年)現在では82歳前後の高齢である。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「西朱実」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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