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西村真次 : ミニ英和和英辞書
西村真次[にしむら まこと]
=====================================
〔語彙分解〕的な部分一致の検索結果は以下の通りです。

西 : [にし]
 【名詞】 1. west 
: [むら]
 【名詞】 1. village 
: [まこと, しん, ま]
  1. (adj-na,n) (1) truth 2. reality 3. genuineness
: [つぎ]
  1. (n,adj-no) (1) next 2. following 3. subsequent 4. (2) stage 5. station 

西村真次 ( リダイレクト:西村眞次 ) : ウィキペディア日本語版
西村眞次[にしむら しんじ]
西村 眞次(にしむら しんじ、1879年3月30日西村眞次 歴史が眠る多磨霊園〕〔日本の人類学者25.西村真次(Shinji NISHIMURA)[1879-1943] 人類学のすすめ 生物考古学の世界〕 - 1943年5月27日〔)とは日本リベラルジャーナリスト歴史学者、考古学者、文化人類学者、民俗学者。文人としては酔夢とも〔。勲八等白色桐葉章(1905年)〔臼井勝美他編『日本近現代人名辞典』吉川弘文館2001年7月、p.792〕。戦前日本において「文化人類学」の名を冠した日本語書籍を初めて上梓したことでも知られる〔山路勝彦編著『日本の人類学 植民地主義、異文化研究、学術調査の歴史』関西学院大学出版会2011年8月、p.457〕〔。
== 来歴 ==

三重県度会郡宇治山田町(現伊勢市)〔〔〔〔早稲田史学の祖 西村眞次―秋季企画展で生涯をたどる 読売新聞〕にて西村九三、のぶ子夫妻の次男として生まれる〔〔。尋常小学校卒業後は大阪で仕事をしながら、私立の中等教育機関にて勉学に励むこととなる〔〔。この間『少年文集』や『中学世界』をはじめ、少年雑誌青年雑誌を中心に採用された投稿は多い〔〔。西村の投稿は当時の文学少年の間で人気を博した他、『早稲田講義録』を受講していたという〔。その後上京し、新声社(現新潮社)や博文館編集業務に携わった〔〔。
1903年4月東京専門学校(現早稲田大学文学部に入学し、坪内逍遥の薫陶を受ける〔〔。1905年3月に東京専門学校を卒業するも、同年の日露戦争勃発に伴い、陸軍輜重輸卒として〔応召の後中国戦線へと赴くこととなる〔〔。除隊後は従軍体験を綴った『血汗』(精華書院検索結果一覧 国立国会図書館サーチ〕)など小説を発表する〔〔。
1907年には東京朝日新聞社(現朝日新聞)に入社〔〔〔、社会部及び学芸部に属し記者として活躍〔。専門学校時代に師事した坪内の斡旋により〔1909年冨山房に移籍、大町桂月が主宰する雑誌学生』の編集者を務めた〔〔。冨山房時代には現在で言う受験参考書出版。多くの学者と親交を結んだのをきっかけとして、人類学や考古学、歴史研究に身を投じるようになったのはこの時期のことである〔〔。
1918年には母校の早稲田大学に講師として招聘され、日本史や人類学の講義を受け持つ〔〔〔。第一早稲田高等学院でも日本史の講座を担当した〔〔。この間1922年教授に昇進〔、1928年には史学科専任教授に就任〔。1932年『日本の古代筏船』『皮船』『人類学汎論』で〔早稲田大学より文学博士号を受ける〔〔〔。1937年には神武天皇聖蹟調査委員に就任〔。
晩年は戦時色が強まる中、官憲から「自由主義者」として弾圧を受け、1941年には『国民の日本史 大和時代』(早稲田大学出版部〔)『日本古代社会』(ロゴス書院〔)『日本文化史概論』(東京堂〔)の3冊が発禁処分を余儀無くされた〔〔。同年太平洋協会より、南洋群島を対象とする民族学的研究を収めた『大南洋 - 文化と農業』を上梓〔山路 2011年 p.186〕〔。「大東亜共栄圏の不可分の重要要素たる大南洋熱帯圏の科学的研究」の必要性が説かれた同書は、西村が冒頭太平洋地域の概説を執筆しており〔、国策として進められた「南進論」に協力の度合いを深めてゆく。
その後も学術研究や後進の育成に尽力するが、1943年5月27日死去。享年64歳〔。同年4月より胃癌の疑いのため大塚癌研究所(現がん研究会)で入院加療中であった〔。
没後半世紀以上が経過した2009年、母校の早稲田大学大学史資料センターにて「西村眞次と早稲田史学」をテーマとする秋季企画展が開催〔。企画展では学生時代の講義ノート日記・調査記録、書簡類の他スケッチ多数が一般公開された〔。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
ウィキペディアで「西村眞次」の詳細全文を読む




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