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西武601系電車 : ミニ英和和英辞書
西武601系電車[せいぶ601けいでんしゃ]
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〔語彙分解〕的な部分一致の検索結果は以下の通りです。

西 : [にし]
 【名詞】 1. west 
西武 : [せいぶ]
 【名詞】 1. (1) Seibu (conglomerate: stores, railway, etc.) 2. (2) Western military 
: [けい]
  1. (n,n-suf) (1) system 2. lineage 3. group 4. (2) type of person 5. (3) environment 6. (4) medical department (suf) 
電車 : [でんしゃ]
 【名詞】 1. electric train 
: [くるま]
 【名詞】 1. car 2. vehicle 3. wheel 

西武601系電車 : ウィキペディア日本語版
西武601系電車[せいぶ601けいでんしゃ]
西武601系電車(せいぶ601けいでんしゃ)は、西武鉄道1962年より製造した通勤形電車である。同社初のカルダン駆動方式採用車であった。
それ以前の西武鉄道は、日本国有鉄道(国鉄)中古部品搭載の低性能な電車を量産する「質より量」の車両政策を採っていたが、この系列を機としてようやく電車の性能向上に取り組み始めた。西武鉄道の車両史上画期的なグループと言える。
しかしながら装備の一部に引き続き中古部品を使い、低コストを志向して簡素なメカニズムに徹するなど、同時期の他私鉄に比して見劣りする車両であることは否めなかった。
過渡期の存在であり、1963年までの短期間に4両編成7本28両が製造されたのみである。後継の701系電車等に伍して、1960年代から1980年代まで、西武新宿線ほかの通勤輸送に用いられたが、この間、1970年代中期以降は601系としての編成組成を解かれ、独立した系列としての実態を喪失した。電動車は701系に編入され、701系とともにブレーキ装置の改良や冷房装置の搭載などを施されて、走行性能や旅客サービスを改善した。一方制御車については台車交換などの近代化措置を受けたものの、機器類に互換性のある旧型車両のグループに実質編入され、末期はもっぱら支線運用に充てられた。
西武鉄道在籍車・地方私鉄譲渡車とも既に廃車され現存しない。
== 開発以前 ==

=== 西武の国鉄式標準化 ===
西武鉄道は、太平洋戦争後の1946年以降、輸送力増強策として、国鉄から大正時代製造の老朽木造電車や、焼夷弾を用いた空襲による火災で廃車になった電車、いわゆる「焼け電」を大量購入した。これを元に、台車・電装部品・鋼体・台枠(シャーシ)等を流用し、自社西武所沢車両工場で叩きなおしによる復旧や鋼体化改造〔新造した鋼製車体に載せ替える工事。〕を行い、車両の標準化を一気に進めたのである〔1946年から1955年にかけて製作されたクモハ311形、クハ1311形、1411形など。これらの改造車両は、国鉄の戦前形鋼製電車モハ50形・クハ55・65形をほとんどデッドコピーした設計であり、実際にも大井工場などでそれらの製造に携わったスタッフを迎え入れて工事が進められた。〕。
このため、西武の電車は一時、国鉄形の主要機器を標準装備とするようになった。資本系列の関係もあり、特定の車両メーカーとの結びつきが深いことが一般的な大手私鉄の中でも、非常に特異な例である。
1954年には、完全オリジナル設計の車体を持つ初代501系(のち411系から351系と改称)が所沢車両工場で製造されたが、これも走行機器は国鉄タイプの中古品ばかりで、一部は書類上も国鉄払い下げ車等の改造車扱いであった。さらに、西武鉄道で初めて全車20m級車体を標準化した2代目501系電車(1957年)の登場時には、初代501系に装備されていた出力の大きな主電動機〔MT30。端子電圧675V時1時間定格出力128kW/780rpm(全界磁)・1,005rpm(60%界磁)。〕と昭和初期設計の台車〔TR25あるいはTR22。ただし、西武での独自発注による国鉄規格外の短軸距モデルを含む。〕を転用、初代は411系と改称して、より低スペックな主電動機〔MT15。端子電圧675V時1時間定格出力100kW/653rpm。他に同級性能のMT7等も用いられた。さらに西武では、100kW級主電動機までもが車体新造車に充当されて払底すると、17m級電動車の一部に国鉄払い下げ主電動機でも更に旧式なMT4(端子電圧675V時定格出力85kW)を装備してしのぐという、念の入った玉突き中古部品転用を連発している。〕と大正時代に設計された旧式台車〔TR14。〕を装着するという、涙ぐましいまでのやりくりを行っていた。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
ウィキペディアで「西武601系電車」の詳細全文を読む




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