翻訳と辞書
Words near each other
・ 西武D15形ディーゼル機関車
・ 西武D1形ディーゼル機関車
・ 西武D21形ディーゼル機関車
・ 西武E11形電気機関車
・ 西武E21形電気機関車
・ 西武E31形電気機関車
・ 西武E41形電気機関車
・ 西武E51形電気機関車
・ 西武E61形電気機関車
・ 西武E71形電気機関車
西武E851形電気機関車
・ 西武HD
・ 西武とロッテの遺恨
・ 西武ぶしニュータウン
・ 西武ガス
・ 西武キハ101形気動車
・ 西武キハニ6450形蒸気動車
・ 西武クハ1110形電車
・ 西武クハ1151形電車
・ 西武クハ1201形電車


Dictionary Lists
翻訳と辞書 辞書検索 [ 開発暫定版 ]
スポンサード リンク

西武E851形電気機関車 : ミニ英和和英辞書
西武E851形電気機関車[せいぶ]
=====================================
〔語彙分解〕的な部分一致の検索結果は以下の通りです。

西 : [にし]
 【名詞】 1. west 
西武 : [せいぶ]
 【名詞】 1. (1) Seibu (conglomerate: stores, railway, etc.) 2. (2) Western military 
: [けい, かたち, ぎょう]
  1. (suf) shape 2. form 3. type
電気 : [でんき]
 【名詞】 1. electricity 2. (electric) light 
電気機関車 : [でんききかんしゃ]
 (n) electric locomotive
: [げ, き]
  1. (suf) (uk) seeming 2. giving the appearance of 3. giving one the feeling of
: [き, はた]
 (n) loom
機関 : [きかん]
 【名詞】 1. (1) mechanism 2. facility 3. engine 4. (2) agency 5. organisation 6. institution 7. organ 
機関車 : [きかんしゃ]
 【名詞】 1. locomotive 2. engine 
: [せき, ぜき]
 (suf) honorific added to names of makuuchi and juryo division sumo wrestlers
: [くるま]
 【名詞】 1. car 2. vehicle 3. wheel 

西武E851形電気機関車 : ウィキペディア日本語版
西武E851形電気機関車[せいぶ]

西武E851形電気機関車(せいぶE851がたでんききかんしゃ)は、西武鉄道1969年昭和44年)の西武秩父線開業に際して新製した電気機関車である〔「西武鉄道新製電気機関車概要」(1969) p.30〕。
私鉄各社が保有する電気機関車としては唯一動軸を6軸備える、いわゆる「F形電機」で〔〔「西武鉄道の一大転換期 激動の1980 - 1990年代を振り返る」(2011) pp.47 - 48〕、かつ外形寸法・自重・牽引力・定格出力のいずれも私鉄最大級の電気機関車である〔。西武鉄道社内において「ジャンボ〔〔『私鉄の車両2 西武』 pp.82 - 83〕」の愛称で呼称されたE851形電気機関車は、西武鉄道における貨物輸送が全廃となった1996年平成8年)まで在籍した〔『新車年鑑 1997年版』 p.185〕。
== 導入に至る背景 ==
西武秩父線は、秩父方面への観光輸送のほか、沿線に所在する武甲山より産出される石灰石を原料として生産されたセメント輸送を目的として〔「西武秩父線の開通と輸送計画」(1969) pp.24 - 25〕、池袋線の終点であった吾野駅から西武秩父駅に至る延長18.9kmの路線として1967年(昭和42年)7月に着工、1969年(昭和44年)10月に開通した〔。吾野 - 西武秩父間は全区間にわたって秩父山系を貫く形で経路が選定されたことから、当時の私鉄路線における最長山岳トンネルであった正丸トンネルを始めとしたトンネルと最急勾配35 の勾配区間が各所に点在する山岳路線となり〔、セメント輸送列車を牽引する電気機関車には、同区間を運転可能とする牽引力と、都市部区間において電車の運行ダイヤを妨げない高速性能の両立が要求された〔「西武秩父線の開通と輸送計画」(1969) p.26〕。また西武秩父線は全区間単線で建設されたことから、列車本数設定に関する制約が複線路線と比較して厳しいため〔、貨物列車については一列車あたりの輸送量を増やすことによって運行本数を少なくし、同時に輸送コストを抑制することも併せて求められた〔。
しかし、当時西武鉄道が保有した電気機関車各形式は、いずれも小出力の旧型車であったことから重量列車を牽引するには性能不足が明らかであり〔〔「西武鉄道の電気・蓄電池機関車」(1970) p.64〕、牽引力・定格速度とも従来車とは一線を画す強力な電気機関車を新たに製造する必要性が生じた〔。こうして設計・製造されたものがE851形電気機関車(以下「本形式」)である〔。1969年(昭和44年)9月から同年10月にかけて、E851 - 854の4両が順次新製・導入された〔「私鉄車両めぐり(147) 西武鉄道」(1992) p.279〕。
最大で換算両数100両・牽引荷重1,000 tに達するセメント輸送列車を牽引するため、本形式は動軸を6軸備えるF形電機として設計され〔〔「私鉄車両めぐり(147) 西武鉄道」(1992) p.267〕、各部の設計は当時の日本国有鉄道(国鉄)における最新型のF形電機であったEF65形電機およびEF81形電機の仕様を概ね踏襲した〔〔『私鉄の車両2 西武』 pp.84 - 85〕。本形式の形式称号「E851形」は、前記国鉄型電機2形式を設計の基本とした車両であることを意味して付与されたものである〔〔。ただし、車体外観には西武鉄道独自の設計思想が取り入れられ、車体塗装は赤(スカーレット)とアイボリーの2色塗装とし、ローズレッド1色塗装であった西武鉄道に在籍する従来形の電気機関車と比較して新鮮な印象を与えるものとした〔。
本形式の製造は電気機器を三菱電機が、車体を三菱重工業がそれぞれ担当し〔「西武鉄道の電気機関車」(1992) pp.237 - 238〕、三菱重工業三原製作所において組立が実施されたが〔、これはセメント輸送の荷主が三菱鉱業セメント(現・三菱マテリアル)であり、同社との関係性から三菱グループの三菱電機・三菱重工業へ発注されたものとされる〔〔。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
ウィキペディアで「西武E851形電気機関車」の詳細全文を読む




スポンサード リンク
翻訳と辞書 : 翻訳のためのインターネットリソース

Copyright(C) kotoba.ne.jp 1997-2016. All Rights Reserved.