|
===================================== 〔語彙分解〕的な部分一致の検索結果は以下の通りです。 ・ 西 : [にし] 【名詞】 1. west ・ 西武 : [せいぶ] 【名詞】 1. (1) Seibu (conglomerate: stores, railway, etc.) 2. (2) Western military ・ 所 : [ところ, どころ] (suf) place ・ 沢 : [さわ] 【名詞】 1. (1) swamp 2. marsh 3. (2) mountain stream 4. valley 5. dale ・ 工 : [たくみ] 1. (n,adj-na) (1) workman 2. artisan 3. mechanic 4. carpenter 5. (2) craft 6. skill 7. (3) means 8. idea ・ 工場 : [こうじょう, こうば] 【名詞】 1. factory 2. plant 3. mill 4. workshop ・ 場 : [ば] 【名詞】 1. place 2. field (physics)
西武所沢車両工場(せいぶところざわしゃりょうこうじょう)は、1946年(昭和21年)〔『RM LIBRARY31 所沢車輌工場ものがたり(下)』 (2002) p.29〕から2000年(平成12年)〔まで存在した、主に西武鉄道に在籍する鉄道車両の保守管理業務、および鉄道車両の製造業務を行う工場である〔。 == 概要 == 池袋線・新宿線の所沢駅に隣接して立地する〔。西武鉄道に在籍する鉄道車両の定期検査など通常の保守管理業務のほか、1954年(昭和29年)より鉄道車両の製造業務を開始〔『RM LIBRARY30 所沢車輌工場ものがたり(上)』 (2002) p.21〕、西武鉄道のみならず中小私鉄を中心に日本国内の私鉄各社へ納入したほか、他の車両メーカーの下請けとして他社が受注した車両の製造業務を担当した〔『RM LIBRARY30 所沢車輌工場ものがたり(上)』 (2002) pp.28 - 29〕〔『RM LIBRARY31 所沢車輌工場ものがたり(下)』 (2002) pp.14 - 15〕。また、西武鉄道において廃車となった鉄道車両はもちろんのこと、他事業者において廃車となった鉄道車両の譲渡に際しても積極的に関与し〔『RM LIBRARY31 所沢車輌工場ものがたり(下)』 (2002) p.10〕、各種改造を実施した上で中小私鉄へ譲渡したことも特筆される〔。 当工場は鉄道車両関連事業以外にも、自動車整備業務・ダンプトラックなど特殊車両の製造業務、遊園地遊戯施設の製造業務、砂利採取機械の製造・整備業務などを幅広く手がけ〔『RM LIBRARY30 所沢車輌工場ものがたり(上)』 (2002) pp.40 - 41〕、日野自動車製ダンプトラックのダンプ部分の装架や、系列会社である西武バスの車両整備なども担当した〔。 設立当初は西武鉄道の傘下企業の一つである復興社(後の西武建設)が運営する工場であったが〔、1973年(昭和48年)12月の組織改組に伴って西武鉄道の直営工場に変更された〔。以降の当工場は、大手私鉄が直営する日本国内唯一の鉄道車両の量産製造工場となり、鉄道車両製造専業メーカーと同等の技術力・生産能力を備える〔『RM LIBRARY31 所沢車輌工場ものがたり(下)』 (2002) pp.2 - 3〕、日本の電鉄業界においては極めて特異な存在の工場であった。 1969年(昭和44年)に西武初の特急形車両である5000系電車が日立製作所に発注されるまで、西武鉄道が保有する鉄道車両は全車とも当工場で新製された〔。また通勤形電車については1979年(昭和54年)に新101系電車が東急車輛製造に発注されるまでの期間、全ての車両が当工場で新製された〔。 1983年(昭和58年)以降は鉄道車両の製造業務を段階的に縮小した末、1999年(平成11年)3月をもって終了した〔。定期検査業務についても翌2000年(平成12年)6月をもって終了し〔、池袋線武蔵丘信号場付近に新設された武蔵丘車両検修場へ業務を引き継ぐ形で、同月15日に当工場は閉鎖となった〔。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「西武所沢車両工場」の詳細全文を読む スポンサード リンク
|