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西求女塚古墳 : ミニ英和和英辞書
西求女塚古墳[にしもとめづかこふん]
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〔語彙分解〕的な部分一致の検索結果は以下の通りです。

西 : [にし]
 【名詞】 1. west 
: [じょ]
 【名詞】 1. woman 2. girl 3. daughter
: [つか]
 【名詞】 1. mound 
: [ふる]
 【名詞】 1. used 2. secondhand
古墳 : [こふん]
 【名詞】 1. ancient (mound) tomb 

西求女塚古墳 : ウィキペディア日本語版
西求女塚古墳[にしもとめづかこふん]

西求女塚古墳(にしもとめづかこふん)は、兵庫県神戸市灘区にある全長98メートルを超える大型の前方後方墳である。年代は、古墳時代前期に属する。
== 概要 ==

従来は前方後円墳と考えられてきたが、1985年昭和60年)以降継続的におこなわれている発掘調査の結果、古墳時代前期では最大級の前方後方墳であったことがわかり、墳丘に葺石をともなっていることが判明した〔。
後方部の頂上に設けられた埋葬施設は、1596年慶長元年)の慶長伏見地震の際の断層が直下を走ったため崩壊していたが、うちのりで長さ約5メートル、幅約85センチメートルの竪穴式石室(副室付竪穴式石槨)であることが判明し、割竹形木棺を納めていることが明らかとなった(第5次調査)〔。出土品等から築造年代は3世紀後半と推定されている。
石室の石材は、地元のものだけでなく、阿波徳島県)や紀伊和歌山県)などからも運ばれており、地元の土器は出土しておらず、祭祀に用いられた土師器には山陰系の特徴をもつものが出土していることから、山陰や四国・南近畿などの諸地域と深い交流をもっていたことが推察され、瀬戸内海大阪湾など水上交通に影響をもつ首長の墳墓であったとも考えられる〔。
1992年平成4年)から1993年にかけての第5次調査では、邪馬台国卑弥呼の皇帝から贈られた鏡ともいわれる三角縁神獣鏡7面など計11面の銅鏡(第1次調査の1面とあわせて合計12面)が出土したことで注目を浴びた。主室からは、これら銅鏡と碧玉紡錘車状石製品を、副室からは、、漁具などの鉄製品が納められていた。
三角縁神獣鏡のうち2面は布にくるまれた状態で出土した。また、京都府椿井大塚山古墳福岡県石塚山古墳奈良県佐味田宝塚古墳広島県中小田1号墳などの出土鏡とは同笵の関係にある。
墳丘については、2001年(平成13年)の第12次調査によって前方部が(ばち)形にひらくこと、くびれ部の片側に張出部をもつこと、全長が98メートル以上におよぶことなど新しい知見が得られた〔「第12次調査」 参照〕。
一般に前方後方墳は、ヤマト王権の直接の支配下に入らず、周辺部で独自の勢力を有していた有力な豪族古墳に多いとされ、本古墳の被葬者もそうした一人であった可能性が高い〔西田(1995)p.37-39〕。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
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