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西江邸(にしえてい)は、岡山県高梁市成羽町坂本に現存する江戸中期の家屋。国の登録有形文化財。 == 概要 == 県道33号線沿いから少し坂を上ったところに位置し、現在も個人宅として維持管理されている。現在で18代目となる。6代目兵右衛門が宝暦年間(1751年 - 1761年)、本山鉱山から採掘された鉄鉱石より、日本で初めて弁柄(酸化第二鉄)の精製に成功した。以来350年にわたり、弁柄の原料となる緑礬(ローハ)と弁柄(酸化鉄)の生産で富を成した。西江邸の母屋等創建は宝永・正徳年間(1704年 - 1715年)である。当時、惣代庄屋で代官を兼ね、白洲跡・郷倉・駅馬舎・手習い場・式台などその当時の社会システム(自主的行政機構)がわかる。江戸期の上層民の暮らしぶり(大名と町屋の中間的存在)を残す貴重な歴史的建造物といえる。 敷地は約3000坪、部屋数は41部屋,161畳を数える。邸宅としては珍しく櫓門がある。現在、郷蔵を資料館とし、また、邸内一部・役宅部分を一般公開している。銅山を中心として弁柄産業で栄えた吹屋地区のランドマークのひとつであり、現当主によりベンガラ(弁柄)産業を復興させた。人の住まう活きた文化財である。 2012年2月29日、西江邸は東北地方太平洋沖地震に伴う津波で消失した朱塗りの建築物「六角堂」(茨城県北茨城市)の再建を支援するため、六角堂管理者の茨城大学へ江戸時代のベンガラ2.5kgを寄贈した〔山陽新聞社"六角堂再建へベンガラ寄贈 茨城大に高梁・西江邸 - 山陽新聞地域ニュース "<ウェブ魚拓 >2012年3月2日(2012年4月3日閲覧。)〕。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「西江邸」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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