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西海フェリー沈没事故(ソヘフェリーちんぼつじこ)は、1993年10月10日10時10分頃、韓国全羅北道扶安郡(ウィド)東方沖の黄海で発生した転覆沈没事故である。群山西海フェリー会社所属「西海フェリー号」(110トン、定員は乗務員14人、乗客207人の合計221人)〔韓国でフェリーが沈没、50人死亡 なお70人以上不明か 読売新聞 1993年10月11日 東京朝刊1頁〕の乗客乗員362人中、死者行方不明者は292人。乗客は蝟島の住民や釣り客などであった〔。 == 状況 == フェリーは午前9時40分頃、蝟島を出発し、約15km東に離れた格浦(キョクポ)港に向かったが、途中にある小島臨水島(イムスド)付近で10時10分頃に沈没した。現場は混乱し、同日午後11時30分までに判明した生存者は68人と報道されたが90人が救出されたという報道もあった〔51人死亡、約100人不明 乗客定員オーバーか 韓国フェリー沈没 朝日新聞 1993年10月11日朝刊 27頁 〕。10月12日午前11時までに判明した生存者は67人と報道された〔韓国のフェリー事故 65遺体を収容、なお100人不明 読売新聞 1993年10月12日 東京夕刊19頁〕。 当時、蝟島の気象は北西の風毎秒10~14m、波高2~3mの悪天候。定員221人の2倍近い362人を乗船させる過積載、航海士未搭乗に伴う甲板長の代理業務、船長の乱雑な操船、避難誘導係は2名のみ、船に取り付けられた救命ボート4台のうち1台しか動作しなかったことなども、被害拡大に繋がった。 10月18日、金泳三韓国大統領は、交通相及び海運港湾庁長(次官級)の2人を更迭した〔フェリー沈没事故で韓国交通相を更迭/金泳三大統領 読売新聞 1993年10月18日 東京夕刊2頁〕。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「西海フェリー沈没事故」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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