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片上(かたかみ)は、岡山県備前市にある地区である。かつての和気郡片上町(かたかみちょう)に相当する。東片上(ひがしかたかみ)・西片上(にしかたかみ)の大字からなり、同市の中心市街にあたる。東片上は同市の市役所所在地。 東片上・西片上はそれぞれ近世には和気郡東片上村・西片上村であった。江戸時代、西片上は、岡山藩公認の在町のひとつで、港町・宿場町として繁栄した。 人口は3791人(男性1846人、女性1945人)、世帯数は1657世帯(ともに2013年現在)〔岡山県備前市 行政区別人口・世帯数 2013年12月閲覧〕。 郵便番号は、東片上が705-0022、西片上が705-0021。 ==概要== 国道2号が東西に走り、JR赤穂線の駅が西片上駅と備前片上駅と2つあり、ターミナルとなるバス停もある。商業施設は西片上が中心となり、その中心に片上商店街がある。しかし現在はシャッター商店街となりつつあり、商業の中心はマックスバリューやデオデオといった大型駐車場をそなえた郊外型の店舗にとって変わられつつある。 街の南側には備前港があり、港に沿って工業地帯となっている。国道2号より北は丘陵地となっており、住宅地や商業地はほとんど国道2号線の南側にある。 市の中心市街にあたり、片上湾の奥に位置。片上湾は水深の浅い湾ではあるが、古代から内海航路の要港として「かたかみ」の名が文献にもあらわれ、美作国の貢納稲をこの港まで運搬して船送りしていた時代もある。古くは東片上・西片上と分かれておらず、「片上」として一つの村であった。現在のように西と東に分かれたのはいつからか定かではないが、江戸時代にはすでに東西に分かれていた〔巌津政右衛門 『岡山地名事典』日本文教出版社(1974年)〕。 現在、東片上西部に市役所が置かれているが、商業など経済面での中心は近世よりずっと西片上であった。第1次備前市が発足するまで、備前町および前身の片上町(片上村)の役場も西片上にあった〔。 当地、特に西片上には寺社が多く、宇佐八幡宮、恵美須神社、真言宗真光寺、浄土宗大長寺、日蓮宗法鏡寺、一向宗正覚寺などがあり、真光寺本堂および三重塔は室町時代の建築で、国指定重要文化財。 また他にも浦上国秀が居城した富田松山城跡、本陣小国家(一部)などの史跡が残っている〔。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「片上」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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