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見島(みしま)は、山口県萩市に属する島。山口県の最北端に位置しており、萩市沖北北西約45キロメートルの日本海上にある。萩市には7つの島があるが、相島、大島、櫃島と並び、現在も人が住んでいる島である。見島はそれらの中で最も本州から遠い位置にある。また北長門海岸国定公園にも含まれている。古くから大陸との交易で栄え、約1000年の歴史がある。先祖が倭寇の出身者もいる島である。現在の人口は約1060人。郵便番号は島内共通で758-0701であり、電話番号は0838‐23‐XXXXである。 == 地理 == 県内最北端とはいえ対馬海流が流れている影響で瀬戸内側よりも平均気温が高く、海中ではいろいろな種類の熱帯魚や珊瑚などを目にすることが出来る。しかしながら、冬場は陸上では冷たい季節風が直接吹き当たるため寒く感じる。 本土からは天候の良い晴れた日に、沖合いにうっすらと浮かぶ見島を見ることが出来る。一説によると三つの島が並んでいるように見えたことから三島と呼ばれたのが名前の由来とも言われているが、これには諸説あるようだ。見える確率としては萩市中心部から見るよりも隣りの長門市からのほうが見える日が多く、またはっきり見える。逆に見島から本土を眺めるとほとんどの日に中国山地の山々を見渡すことができる。島民の観察によると、ごく稀ではあるが見島から見て本土西端にあたる下関市豊北町及び角島まで見渡すことができる日もあるという。 * 見島北灯台(長尾ノ鼻) *: 見島北端のに1962年(昭和37年)に建てられ、1963年(昭和38年)1月に初点灯した灯台。白色・四角形の形状で毎30秒に2閃光、800,000カンデラの光を放つ。高さは地上から頂部まで14.1メートル、水面から灯火までは57メートルある。1991年(平成3年3月)に改築されて現在に至る。 *: 山口県の最北端の地でもあるここからは、南側を除く3方向に及ぶ大パノラマで水平線を見渡すことが出来るため、太陽が海から昇り海に沈むのを同じ場所から見ることができる、全国でも数少ない場所である。また、見島全景は牛のような形をしており、ちょうどこの北灯台の部分が鼻の先に当たる。 * 見島灯台 *: 見島の最南端の高台にあたるに建てられ、1934年(昭和9年)4月に初点灯した灯台。白色塔形のコンクリート造で、4秒毎に1閃光、5,000カンデラの光を放つ。高さは地上から頂部まで13.9メートル、水面から灯火までは81メートルある。1980年(昭和55年)3月に改築されて現在に至る。 * 観音平 *: 宇津港から北に位置する高台の草原で、天然の高麗芝に覆われた美しい台地である。ここから長尾の鼻に向かう北東の海岸を見渡すことができる。 * 見島ダム(見島ゆりや湖) *: 見島南東部を流れ本村地区を流れる大谷川沿川の洪水対策と、島内への水道用水の安定供給を目的として建設され2002年3月に竣工した、重力式コンクリートダム。堤高 31.0メートル、堤頂長 300.0メートル、堤体積 66,000立方メートル、総貯水容量 125千立方メートルという規模であり、離島に限ればかなり大規模な部類といえる。施設全体として環境に配慮した設計がなされ、花見の森、野鳥の林、野鳥観察小屋、亀の池、展望台などがもうけられ、さらに併設されている多目的広場は緊急用防災ヘリコプターのヘリポートとして緊急患者の輸送にも役立っている。 * 八里が瀬 *: 見島の北約20キロメートルを中心とした海域が八里ケ瀬である。平均水深30~80メートル、東西約10キロメートルのこの瀬は、タイ、イサキ、青物の好漁場として知られ、近年ブームになっているクロマグロ釣りでも数々の好記録が生まれている。 * イクラゲ山 *: 見島で最も標高が高い地点であり、181メートルである。航空自衛隊見島分屯基地がここに置かれている。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「見島」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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