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「むすんでひらいて」は、童謡、文部省唱歌。作詞者は不詳。作曲者はフランスの思想家・著作家ジャン=ジャック・ルソー。本項では「むすんでひらいて」とメロディーが同じ他の曲についても述べる。 幾たびも異なる歌詞がつけられた曲として知られている。日本でも、賛美歌、唱歌、軍歌を経て、第二次世界大戦後に現在広く知られている童謡「むすんでひらいて」に至った。 == ヨーロッパとアメリカにおける浸透 == フランスのジャン=ジャック・ルソーが作曲した原曲は、1752年10月18日にルイ15世の前で公演された後、1753年3月1日より一般公開された〔:fr:Le Devin du villageフランス語版 Wikipedia 208年1月14日19:02UTC版〕オペラ『村の占い師』(:fr:Le Devin du village)において、第8場のパントマイム劇で用いられた曲だという〔ドナドナ研究所『むすんでひらいての謎』 〕。 イギリスの音楽家チャールズ・ジェームズは1766年のロンドン公演のために『村の占い師』を翻訳したイギリス版オペラ"The Cunning Man"を執筆した。一方、1775年にはルソーの曲をもとにした『ルソーの新ロマンス』が作曲されている(作曲者不明)。このどちらが元歌となって、1788年にチャールズ・ジェームズ作曲の「メリッサ」(Melissa)という別れを歌うラブソングになった〔。 その後、日本の古い資料にも原曲としての記録がある『ルソーの夢』("Rousseau's Dream")に改編された。『ルソーの夢』の最古記録はドイツ系イギリス人音楽家ヨハン・バプティスト・クラーマーが作曲した変奏曲である〔ブリタニカ 23巻 779ページ "JEAN JACQUES ROUSSEAU (1712-1778)" 〕。この変奏曲の楽譜は1812年にイギリスで発行され、フランス、ドイツでも人気があった〔。 一方でこのメロディーはイギリスにおいてキリスト教賛美歌として再び改編される。最もよく知られたバージョンは賛美歌『グリーンヴィル』("Greenville")〔賛美歌Greenville 歌詞とMIDI〕というタイトルである。アメリカ合衆国では同時期に「大事にしていたガチョウが死んだってローディーおばさんに教えなよ」という歌詞で始まるアメリカ民謡 "Go tell Aunt Rhody"(Rody、Rhodieなどとも表記。"Old grey goose is dead"という別名もある)となった。欧米にはこの他にも異なる歌曲が存在する〔軍歌索盤考『むすんでひらいての謎』 〕。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「むすんでひらいて」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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