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『見聞諸家紋』(けんもんしょかもん)は、日本の武家の家紋を集録した家紋集で、家紋を集録した書物としては日本最古のものである〔〔秋田四郎 「「見聞緒家紋」群の系譜」、弘前大学國史研究会編『弘前大学國史研究(99号)』、弘前大学國史研究会、1995年〕。『見聞諸家文』(「聞」は異体字。米部に耳)とも書く。別名『東山殿御紋帳』ともいう〔。 ==概要== 室町幕府8代将軍足利義政の頃、将軍家を初め、守護大名から国人層に至るまで諸家の家紋260ほど〔を次第不同に集録した古書で、現代には計28冊の写本が伝わっている〔。そのなかには、新井白石によるものがあり、宮内庁諸陵部に所蔵されている〔歴史資料調査会編『見聞諸家紋』百年社、新人物往来社、1976年〕。 『見聞諸家紋』の成立時期とその背景は、所載されている諸家の内、官職姓名の明記された人物の卒年月日を詳細に調べると、応仁末年(1467年)から文明2年(1470年)までの間に成立したと推定される。さらに官姓名まで記載された武将及び被官人のほとんどが、応仁・文明の乱において、将軍義政を奉じた東軍に属していることが論証される。『見聞諸家紋』は、東軍に加わるために各国から上洛してきた諸家の旗・陣幕などを見聞し、それに幕府の評定衆・奉公衆などを加えて掲載している。〔新人物往来社編『日本紋章総覧』(歴史読本19巻15号 臨時増刊 歴史百科シリーズ)、新人物往来社、1974年 〕 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「見聞諸家紋」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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