|
===================================== 〔語彙分解〕的な部分一致の検索結果は以下の通りです。 ・ 平 : [たいら, ひら] 【名詞】 1. the broad 2. the flat 3. palm ・ 次 : [つぎ] 1. (n,adj-no) (1) next 2. following 3. subsequent 4. (2) stage 5. station
『覘き小平次』(のぞきこへいじ)は、京極夏彦による日本の小説。第16回山本周五郎賞受賞作。 山東京伝の「復讐奇談安積沼」を下敷きに執筆された、江戸怪談シリーズの第2弾。 == 登場人物 == ; 小平次(こへいじ)(小幡村小平次/木幡小平次/鱃小平次/小鱃小平次) : 天下一ともいわれる幽霊役者。生国は山城国。音羽屋の役者だったが、破門された。病死した先妻・お志津と、四谷左門殿町死霊祟りの一軒(嗤う伊右衛門参照)に巻き込まれ殺害された息子・小平(幼名は小太郎)とともに江戸に出る。現在はお塚と結婚しているが、一日中押入れにこもり彼女を覗き見ていおり、会話もしない。 ; お塚(おつか) : 小平次の妻。押し入れに閉じこもったままの小平次に罵詈雑言を浴びせる。出身は大和国、穂積の長者の娘で本名は宝児。かつて、ある美少年の絵姿に一目ぼれし、家出したところで小平次と出会う。 ; 安達 多九郎(あだち たくろう)(荒神棚の多九郎) : 囃子方。喧嘩買いとして有名。武家の出身だが、子供のころに男娼屋「丁字楼」に売られる。お塚にわずかに心惹かれている。かつての名は石動左九郎。 ; 徳次郎(とくじろう)(四珠の徳次郎) : 辻放下。3年ほど前に奥州から江戸にやってきた。女郎の足抜けを手伝ったため簀巻きにされ川に放り込まれたところを多九郎に助けられた。巷説百物語シリーズにも登場。 ; 又市(またいち) : 小股潜り。奥州の仕掛けをした。本編には名前のみが登場。巷説百物語シリーズにも登場。 ; 玉川 歌仙(たまがわ かせん) : 玉川座の立女形。本名・安西喜次郎。武家の出身だが何者かに家族全員を殺され、自らは男娼屋「丁字楼」に売られ、そこで多九郎と知り合う。運平を命の恩人だと思っている。2代目・玉川仙之丞を継ぐ予定。 ; 動木 運平(とどろき うんぺい)(辻神の運平) : 浪人。何もかも気に入らず、悪業ばかり行う。実は安達家を皆殺しにし、家宝・交鋼大功鉾を盗んだ張本人。現在は蝙蝠組の残党の鰊八・鴆二とともに行動している。本名・石動右軍太。 ; 治平(じへい)(九化けの治平/事触れの治平) : 元盗賊・蝙蝠組の引き込み役。変装の名人。妻子を失い百姓の暮らしをしていたが、又市にそそのかされ仕掛けを手伝う。破戒僧・現西として仕掛けの標的である藤六に近づく。巷説百物語シリーズにも登場。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「覘き小平次」の詳細全文を読む スポンサード リンク
|