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親語 ( リダイレクト:母語 ) : ウィキペディア日本語版
母語[ぼご]
母語(ぼご)とは、人間が幼少期から自然に習得する言語。最も得意な言語という意味で第一言語(だいいちげんご)ともいうが、厳密には両者の間にはずれがある。
==概説==

===日本語における「母語」と「母国語」===
例えば英語においては共に「」と書き表されるが、日本語には「母語」「母国語」というふたつの表現が見られる。日本人(ないし日本国籍保有者)と日本語話者はほぼ重なるが、世界的に見た場合、言語が一対一で対応することは極めて稀である。この場合、ある人物が幼少期より自然に使っている言語という意味で母語、「出身国(母国)の言葉」という意味で母国語という言葉が用いられることがある。
例えば、フィリピン人の母語として使われる言語は172あるが、フィリピンの公用語英語フィリピン語の二つである。使用範囲が複数のにまたがる言語(英語など)や、ある国内の地域でのみ使われる言語(ロマンシュ語など)もある。また話者によってはその言語が一般に使われない地域で両親の母語を母語として育つこともあり、このような場合には母語と地域の結びつきはないに等しい。
また、在日韓国・朝鮮人の多くは日本語を「母語」としているが、日本は「母国」ではないので、日本語は「母国語」ではない〔在日朝鮮人2世である徐京植は、「在日朝鮮人2世として日本で生まれ育った私にとって、母語は日本語である。朝鮮語は私の母国語であるが、母語ではない。」と述べている。〕。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
ウィキペディアで「母語」の詳細全文を読む

英語版ウィキペディアに対照対訳語「 First language 」があります。




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