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観測装置(かんそくそうち 〔JST科学技術用語日英対訳辞書「観測装置」〕, observation instruments)とは、観測のための装置である。 == 概説 == 観測装置は観測を行うための装置である。 古くは、シンプルな望遠鏡なども立派な観測装置であった。人がそれを覗き込みじっくりと観察し、人が自分の手でスケッチブックにスケッチを描く、などということを行った。ガリレオ・ガリレイもそうして天体の観測を行った。 近年の観測装置は、大まかにいえば、自然現象と接する(自然現象をとりこむ)部分と、量的な要素を抽出し(数値化、データ化し)記録する部分から成っていることが一般的である。 上記の両方を備え、それ自体で完結している装置も多い。 広義には(前半の)自然に接する機能に特化した部品的な装置、(後半の)量的な要素を抽出し、記録する機能に特化した部品も「観測装置」と言うことがある。いずれにせよ、観測のために用いる装置だからである。 たとえば、測定・記録の機能に特化している部品で、望遠鏡や人工衛星等の装置に取り付けることで観測装置として完成するものもある。 フィルム式カメラにフィルムが入っていないと観測は行えない。また、カメラが無い状態で、フィルムだけがむき出しで置かれていても観測は行えない。両方がそろうことで観測は可能となる。 カメラにフィルムが取り付けられること(レンズとフィルムが組み合わされ、適切な位置関係に置かれ、適切な時間 カメラの外の光がとりこまれフィルムに届くと光の束(画像)を記録でき、観測ができるわけである。デジタルカメラの場合には、レンズは光学系望遠鏡にあたり、CCDセンサーは光を電気信号に変換、デジタル化し、小型コンピュータがそれを処理し、メモリーカードなどの記録媒体にデジタル情報として記録が行われる。望遠鏡に、後づけで、光を検出し記録する装置を装着することで、完結した観測装置に仕立て上げる場合もある。この場合、望遠鏡はカメラのレンズ部分に当たり、光検出・記録を行う装置がフィルム(やCCD+メモリカード)に当たる。 なお、かつては、装置自体は記録は行わず、人がつきっきりで数値や画像などを確認し分析し(必要とあらば)手で記録する、というものも多かった。 近年の観測装置は自動で観測を行うものも増えてきている。観測装置に付属する(あるいは観測装置に外付けした)制御コンピュータに観測の時間間隔、観測対象の種類、観測対象の位置などをあらかじめ入力・指定しておくことで、(その場に人がついていなくても)観測装置が自動的に観測を行ってくれるのである。 観測装置によって測定されたデータは、記録装置や記録媒体に記録され、その後 分析が行われる。人間が分析を行うものもあり、分析の大部分もコンピュータで自動に行うようにしている場合もある。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「観測装置」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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