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角交換四間飛車(かくこうかんしけんびしゃ)とは将棋の戦法の一つ。角を交換して四間飛車を指す戦法である。振り飛車に分類される。四間飛車と銘打っているが、角交換から先手なら8筋に、後手なら2筋に飛車を振り直して飛車先を逆襲する展開になりやすく、向かい飛車の要素も強い。 == 概要 == 振り飛車の1つである四間飛車を角交換型で指す戦法である。従来の居飛車対振り飛車の対抗型では、振り飛車は居飛車側の飛車先を角の効きによって受ける。この状態で角交換を行うと飛車先を突破され、振り飛車が不利になるとされてきた(振り飛車には角交換を狙え)。そのため、四間飛車は早々に振り飛車側が角道を止めた上で玉を囲ってから戦いに入っていたが、角交換四間飛車は角道を止めないまま、もしくは角を交換してから将棋が展開していく。 後手番が飛車を振る場合、典型的にはまず角道を止めずに△4二飛と、飛車を振る。その後自ら角交換を行い、飛車を2筋に振り直し、先手の飛車先からの逆襲を狙うのである。 プロ棋士の上野裕和によれば、この戦法には3つの特徴がある。まず、角交換を行ったのであるから、必然的に先手に角頭(かくとう。角行という駒は自分の真正面に対する利きが無いため、同様の特徴を持つ桂馬の頭、桂頭(けいとう)と同様、通常は弱点とされる)を狙われる心配が無い。また、持久戦となる傾向が強い。そして、先手・後手どちらでも用いることができる。 また、振り飛車全般の天敵は居飛車穴熊であるが、角を持ちあっているため駒が片寄る穴熊囲いに隙ができやすく、美濃囲いでも互角以上の堅さで戦いになりやすいのも振り飛車側の利点である。 なお、△4二飛と一旦4筋に振るのは、先手からの▲6五角という有力な反撃への備えである。だが、これでは自ら一手を損することになり、必ずしも満足とは言えない。しかし▲6五角を打たれても問題ないと研究され、飛車を直接2筋へ振るダイレクト向かい飛車という発展戦法が存在しており、2011年から2013年にかけて大流行を見せた(詳しくは当該項目を参照)。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「角交換四間飛車」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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