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角頭歩戦法(かくとうふせんぽう)は将棋における振り飛車系の奇襲戦法。先手番でも、後手番でも行う。 初手▲7六歩、△3四歩に対して▲8六歩と突く。もし後手が次に△8四歩としてくれば、▲2二角成△同銀と角を交換して▲7七桂とする(第1図)。以下先手は8八銀、8七銀から角換わり風にしてもいいが、7八金や6六歩から振り飛車を目指す。角道を止められた場合は▲6六角と上がり向かい飛車にする。 米長邦雄は1975年(1974年度)の第24期王将戦第一局で角頭歩戦法を採用したが、後手の中原誠王将は四手目に△4四歩として奇襲は不発に終わった。 ==分岐1== 第1図から8筋の隙間に角を打って馬を作りにいく手は成立しない。△8七角には▲6五角と打ち、7六歩にひもをつけつつ4三角成を狙う。△5二金左として角成を受ければ▲7八銀で角を取りにいく。以下、単に△同角成▲同金では角銀交換の駒得で先手有利。△6四歩として角を取りに来た場合、▲8七銀△6五歩と角を取り合った後で7八金、6八飛車から6五歩の伸びすぎをとがめても先手は互角だが、▲4三角成と成りこむ手がある(第3図)。▲4三角成に△同金は▲8七銀として一歩得と陣形の差で先手有利(第4図)。▲4三角成に△7八角成は▲5二馬と金を取りつつ先に王手をかけられるため後手は△同金(あるいは△同玉)と応ぜざるをえず、▲7八金と手を戻してやはり一歩得、陣形の差で先手有利(第5図)。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「角頭歩戦法」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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