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『解深密経』(げじんみっきょう、, サンディ・ニルモーチャナ・スートラ)は、中期大乗仏教経典の1つ。 原題は、「サンディ」(saṃdhi) が「結合・連結」、「ニルモーチャナ」(nirmocana)が「解放」(「解脱」)、「スートラ」(sūtra) が「経」、総じて「解放(解脱)へとつながる経」の意。 唯識派(ゆいしきは)もしくは、中国(唐)・日本の法相宗の所依の経典の一つで、唯識思想を初めて説いたといわれる経典である。また、序品を除いて、ほとんどが『瑜伽師地論』第75-78巻に引用され、さらに『摂大乗論』『成唯識論』などに引用されて、後世への影響が大きい。 == 書誌 == サンスクリット本は現存せず、漢訳では、北魏の菩提流支が訳した『深密解脱経』五巻(513年)と、唐の玄奘訳『解深密経』五巻(646年、諸説あり)、部分訳としては、宋の求那跋陀羅の『相続解脱経』二巻と、陳の真諦訳の『仏説解節経』一巻とがあり、大正新脩大蔵経の16巻に収められている。チベット語訳は全文訳された『dgoGgs-pa Ges-par-Hgrol-pa』が残存し、北京版29巻に収められており、フランスのLamotteによって出版され、フランス語訳されている。日本語訳は、国訳大蔵経〔佐伯定胤 『國譯解深密經』(1917年 國譯大藏經 經部10巻 解題・原文 国民文庫刊行会、原文は弘教藏より収録、1974年第一書房から復刻) ISBN 978-4-8042-0251-8〕と、国訳一切経〔深浦正文・二宮守人 譯 松本照敬 校訂(1933年 國譯一切經 印度撰述部 經集部3 大東出版社、改訂版 1973年) ISBN 4500000631〕に収められている。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「解深密経」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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