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外国語学部(がいこくごがくぶ)は、大学の学部のひとつである。卒業して取得できる学位は「外国研究学士」や「言語・文化」の学士などである。 == 概要 == 外国語学部は、実用的な外国語能力を身につけ、「読む・書く・聴く・話す」の運用能力を高めると共に、諸学問分野の教養や研究方法を学ぶ学部である。 まず、大きな目標として、実用的な外国語能力を身につけ、それを用いて読解、執筆、議論、発表などが出来る様になることがある。専攻語の実践的な、いわゆる「ツールとしての言語」を徹底的に鍛えるプログラムが用意されている。 専攻語として代表的なものでは英語(英米語)、フランス語、スペイン語(イスパニア語)、ドイツ語、中国語などの学科・専攻・コースがある。また、日本語教育を目的とする日本語学科を設置している大学もある。国立大学では、大阪外国語大学を前身とする大阪大学外国語学部において、25言語もの専攻語数を擁している。また、私立大学では京都外国語大学が最多で、20言語(専攻8言語、第2外国語限定4言語、第3外国語限定8言語)に対応した履修システムを設けている。今のところヘブライ語学科やアラム語学科を設置している大学はなく、またギリシア語学科やラテン語学科もあまり存在していない。 その一方で語学力を鍛えるだけでなく、それと平行して諸学問分野の教養や研究方法を学ぶことも目標としている。主に対象言語圏を人文科学、社会科学の側面から多元的に考察する地域研究、国同士の関係を考察する国際関係論、言語そのものを科学的に考察する言語学など。他にも異文化コミュニケーションやツーリズムなどを扱う大学も増えてきており、取り扱う学問領域は幅広くなってきている。 なお、外国語学部は文学部の外国文学系の学科(英文学科、フランス文学科など)、および言語学系の専攻と混同されがちだが、これらの学科とは根本的な目的が異なると言ってもよい。外国語学部が目指すのはあくまで実用語学・対象地域のエキスパートであり、文学や言語学の研究者とは限らない。早くから外国語学部を擁していた上智大学や獨協大学は「文学部では目的を達成するに不十分」として、別個に設置している。また、大阪大学も2007年10月の大阪外国語大学との統合以降は特に目立った統廃合を行うことなく既存の文学部と外国語学部を別々に設置している。(ただし大阪大学は大学院大学であるため、外国語学部教員の所属組織については異動や新設などがなされた。) 外国語学部で英語以外の言語を専攻する場合、大学入学後に、その言語をゼロから学ぶ場合が殆どである。そのため対象地域の歴史・文化・社会などに対して関心がなければ、専攻語を修得した上で、卒業のために要求される単位を取得することはハードであり、挫折することが少なくない。具体的には、アラブの歴史やイスラム教などに関心がない者がアラビア語学科で学ぶのは精神的にかなり苦痛になると思われる。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「外国語学部」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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