|
===================================== 〔語彙分解〕的な部分一致の検索結果は以下の通りです。 ・ 記 : [き] (n,n-suf) chronicle ・ 記録 : [きろく] 1. (n,vs) record 2. minutes 3. document ・ 記録的 : [きろくてき] 1. (adj-na) record(-setting) ・ 的 : [まと, てき] 【名詞】 1. mark 2. target ・ 大雨 : [おおあめ] 【名詞】 1. heavy rain ・ 雨 : [あめ] 【名詞】 1. rain
集中豪雨(しゅうちゅうごうう)とは、局地的で短時間の強い雨、つまり限られた地域に対して短時間に多量の雨が降ることを言う。現在の日本においては一般にも学術用語にも用いられるが、雨量などに基づいた定量的な定義はない〔「しゅうちゅう‐ごうう【集中豪雨】 」大辞泉(Yahoo!百科事典)、2013年7月29日閲覧〕〔小倉、1999、224-231頁〕。 == 用語 == 日本の気象庁は以下の2つの用語を使い分けているが。一般的にはどちらも「集中豪雨」と呼ばれる〔局地的大雨から身を守るために 気象庁、2009年2月。〕。 * 局地的大雨 - 単独の積乱雲によりもたらされる、数十分の短時間に、数十mm程度の雨量をもたらす雨〔予報用語 降水 #局地的大雨 気象庁、2012年8月2日閲覧〕。 * 集中豪雨 - 積乱雲が連続して通過することによりもたらされる、数時間にわたって強く降り、100mmから数百mmの雨量をもたらす雨。局地的大雨が連続するもの〔予報用語 降水 #集中豪雨 気象庁、2012年8月2日閲覧〕。 本項ではこの両方について述べる。なお気象庁は、災害の恐れのある雨を「大雨」〔予報用語 降水 #大雨 気象庁、2013年7月29日閲覧。〕、著しい災害に至った雨を「豪雨」〔予報用語 降水 #豪雨 気象庁、2013年7月29日閲覧。〕と呼んでいて、「豪雨」「集中豪雨」は過去の災害に対してのみ用い、(予報の場面などの)これから起こる大雨に対しては用いない〔〔。 学術的には、「大雨」は単に大量の雨が降ること、「豪雨」は空間的・時間的にまとまって災害をもたらすような雨が降ること、「集中豪雨」は空間的・時間的な集中が顕著な豪雨を指すとされるが、区別は明確ではない〔。 似たような言葉として、雨の降る範囲に関係なく短い時間に多くの雨が降る事を指す「短時間強雨」〔「アメダスで見た短時間強雨発生回数の長期変化について 」、気象庁、2013年7月30日閲覧〕、雨の継続時間に関係なく狭い範囲に多くの雨が降る事を指す「局地豪雨」、予測が困難な突発的な大雨を指す「ゲリラ豪雨」〔「ゲリラ‐ごうう【ゲリラ豪雨】 」、大辞泉(Yahoo!百科事典)、2013年7月30日閲覧〕がある。これらは、集中豪雨とされる事例に対しても用いられる場合がある。 集中豪雨の概念は各国共通のものではないが、類似語がある。英語には突然の激しい雨、土砂降りを意味する"cloudburst"という言葉がある〔cloudburst AMS Glossary、2012年8月5日閲覧。〕。韓国語では日本語がそのまま移入され""(集中豪雨)として用いられている。 集中豪雨という用語が初めて公に使用されたのは、1953年8月14日-15日にかけて京都府の木津川上流域で発生した雷雨性の大雨(南山城豪雨)に関する、1953年8月15日の朝日新聞夕刊の報道記事とされている。この報道以降、主に新聞などで使われはじめ、一般語としても気象用語としても定着していった〔宮澤清治「災害史シリーズ(106) 気象災害史(94) 激しい世論を喚起した昭和28年の大水害(3) 1953年(昭和28年)8月の南山城豪雨(ことば「集中豪雨」の初出)」、『近代消防』37巻11号、102-105頁、1999年10月、〕〔。また、用例はあったが普及していなかった「ゲリラ豪雨」という呼称は、集中豪雨が日本国内各地で続発した2008年夏以降一般に広く使用されるようになった〔平成20年8月末豪雨、2008年夏の局地的荒天続発を参照。〕。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「集中豪雨」の詳細全文を読む 英語版ウィキペディアに対照対訳語「 Cloudburst 」があります。 スポンサード リンク
|