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表定速度(ひょうていそくど)とは、「運転時刻表制定速度」の略称であり、交通における速度の一種である。「評定速度」と表記するのは誤り。 == 概説 == ある地点から別の地点までの距離を、移動に要する時間で除して求めることができる。この場合の移動に要する時間には、途中で停止している時間も含まれる。途中で停止している時間を含めずに同様に除して求めたものは「平均速度(へいきんそくど)」という〔表定速度 - 日本民営鉄道協会 鉄道用語辞典〕。 主に鉄道において用いられ、運行計画を立案する際の基礎データとなる。道路交通でも、高速道路での走行計画や、バスの運行計画立案のため同様に用いられる。 表定速度は交通機関において使用される器具の性能(最高速度、加減速性能等)だけでなく、勾配や曲線半径といった線形、停車頻度といった要素にも大きく左右される。停車駅(停留所)や交通信号、急曲線が多く市街地を走る路面電車や一般路線バス、地形の影響で線形が悪い山岳鉄道などでは、表定速度が低くなる。対して、多くの高速鉄道では表定速度を高めるため、曲線半径や勾配を抑え、停車駅を少なくするといった配慮がなされている。また、車体傾斜式車両など特殊な車両の使用によって、安全性や乗り心地を損なわずに曲線通過速度を向上させることも行われている。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「表定速度」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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