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先発投手(せんぱつとうしゅ)とは、野球やソフトボール、クリケットの試合開始時にスターティングメンバーとして最初に投球する投手をいう。スターターとも。1球でも投じた後に他の投手へ交代した場合、その交代投手を救援投手という。本項においては野球の先発投手について記述する。 == 概要 == 一般的に先発投手には、なるべく長いイニングを投球することが求められる。野球においては、先発投手が勝利投手となる権利を得るには最低5イニングを投球する必要があることから〔職業野球当時の日本はこの規定が曖昧で、先発投手が5イニング以上投球し、且つ先発投手の登板中に自チームがリードして、自チームがリードを最後まで守りきって勝った場合でも、勝利投手の記録がリリーフについたケースも存在していた。〕、先発投手は大量失点せずに5イニング以上投球するべきだと考えられている。メジャーリーグでは後述の100球で交代する状況において、6イニング以上を3自責点以内に抑えることをクオリティ・スタート(良好な先発)といい、先発投手の能力を測る重要な指標の一つとなっている。 そのため、リリーフ投手は大抵は打者が1順するまでには降板するのに対し〔ただし、先発投手が早い回に降板した場合にその後長いイニングを投げる役割のロングリリーフの投手においてはこの限りではない。〕、先発投手は2順以上相手打者と対戦する必要があり、その間に相手打者が投球に慣れてしまわないよう、多彩な球種を持つ、慣れても打てないほどの球の質、制球などの技術が求められる。 一方、人間にとって、体の構造を考えると物を投げるという行為は不自然であると言われており、投手の肩や肘は投球によって疲労し、過度な球数の投球によって故障を誘発することとなる。多くの優れた投手が酷使により選手寿命を縮めてきたことを踏まえ、現代野球では6回以降で救援投手に交代することが多く、先発投手が9回を完投することは以前に比べると少なくなってきている。 また、一定以上のレベルの投手は、投球による負荷によって肘周辺を中心に毛細血管が切れる。スポーツ医学の発展によりこれが再生するには4日以上かかるということが証明されたため、現在のプロ野球において先発投手は4日から6日程度の登板間隔を空けることが通常である(1試合投げたら翌日から3日から5日間は休みで調整に当てる)。チームは複数の先発投手をローテーションを組んで起用していく。これを先発ローテーションという。 これらのイニング数、登板間隔は日本、アメリカなどで異なっている。日本は中6日が基本だがチーム状況によって中5~4日、イニング数も100球を目安に6~7イニング目での降板が多いが、調子・チーム事情・監督の方針次第で完投する(この場合球数は120球を超える時もある)場合があるのに対し、アメリカでは早くから登板間隔4日、球数100球前後での交代が厳しく守られている。そのため、アメリカなどのほうが救援投手の整備も早くから進んでおり、中継ぎ投手・セットアップ投手・抑え投手といった分業化が著しい。(日本において先発投手の投球数制限および救援投手の分業化が投入されたのは1990年代頃からである。) なお、日本の高校野球においては、エース級の先発投手がほぼ全試合で完投することも少なくなく、特に春・夏の甲子園大会や夏の地方大会では終盤の日程が過密であるため、連日エース投手が先発し、その都度100球以上を投じることも決して珍しくない。このような起用方法・過密日程については昨今の日本においては故障防止などの観点や旧態依然とした体質が続いている象徴として賛否両論がある〔済美・安楽の熱投が問いかけたもの。高校野球における「勝利」と「将来」。 - 2013年4月4日 Number Web〕〔甲子園でエースは連投すべきなのか?“経験者”土肥義弘が語る - 2013年8月3日 スポーツナビコラム〕〔エースの酷使、サイン伝達騒動……。熱戦に沸いた甲子園の“影”を考える。 - 2013年8月25日 Number Web〕。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「先発投手」の詳細全文を読む 英語版ウィキペディアに対照対訳語「 Starting pitcher 」があります。 スポンサード リンク
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