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【名詞】 1. study of poetry 2. poetics =========================== ・ 詩 : [し] 【名詞】 1. poem 2. verse of poetry ・ 詩学 : [しがく] 【名詞】 1. study of poetry 2. poetics ・ 学 : [がく] 【名詞】 1. learning 2. scholarship 3. erudition 4. knowledge
『詩学』(しがく、、、)は、文学理論について論じた古代ギリシャの哲学者・アリストテレスの著作。著作中では、『弁論術』とともに、創作学に関する著作である。 ==概要== 本作における詩は韻文で、今日の詩とは異なる。当時は散文は盛んでなく、文学作品のほとんどが韻文で書かれていた。 本作では、詩を、用いられる言語・調子・旋律等の様態()や、登場人物の特徴等によって示される悲劇・喜劇等の課題()、また、「語りのみ」、「語りの中に、時に直接会話が現れるもの」、「語りがなく、直接会話のみで構成されているもの」等、再現の手法()等の指標によりジャンル分けしている。 また、例えば、悲劇の要素は次のようなものであるとし、それぞれの在り方を解説している。 *筋(プロット、ミュトス、、) *人物(キャラクター、エトス、エートス、、) *思想(テーマ、ディアノイア、、) *語法(レクシス、、) *旋律(メロディ、メロス、、) *視覚的装飾(スペクタクル、、) その他、主要な要素として「ミメーシス(再現)」、「カタルシス(精神の浄化)」、「ペリペテイア(急転、どんでん返し)」、「アナグノリシス(認知、発見)」、「ハマルティア(錯誤)」等を挙げている。 特徴として、「模倣」または「再現」と訳される「ミメーシス」の概念が繰り返し強調されていることがあげられる。 また悲劇(劇詩)を抒情詩や叙事詩などより上位に位置づけていて、文学の最高形態に位置づけている。悲劇は上演を見なくても読むだけで十分であるという考えは、すでに写本が普及していた当時の文化の状況をあらわすに過ぎないという(岩波文庫版の解説より)。 ホメロスの偉大さは、その叙事詩が劇文学への道を切り開いたがゆえにあるとも論じている。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「詩学 (アリストテレス)」の詳細全文を読む 英語版ウィキペディアに対照対訳語「 Poetics (Aristotle) 」があります。 スポンサード リンク
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