|
===================================== 〔語彙分解〕的な部分一致の検索結果は以下の通りです。 ・ 詳細 : [しょうさい] 1. (adj-na,n) detail 2. particulars ・ 釣 : [つり] 1. (io) (n) fishing 2. angling ・ 釣り : [つり] 【名詞】 1. fishing 2. angling ・ 釣り合い : [つりあい] 【名詞】 1. balance 2. equilibrium ・ 合 : [ごう] 【名詞】 1. go (approx. 0.18l or 0.33m) ・ 合い : [あい] 1. (n,pref) joint 2. associate 3. accomplice
詳細釣り合い(しょうさいつりあい、英語:detailed balance)は、熱平衡におけるミクロな状態変化を考えた場合、そこに含まれるどの過程の起こる頻度も、その逆過程の起こる頻度と等しいことを指す。その原理を「詳細釣り合いの原理」という。これは、時間反転を行っても、力学的な法則が不変であるところから導かれる。 == 例 == 例えば、A, B, C の 3 つの状態間の全てに、正方向と逆方向の過程が存在し、平衡状態となっている時、A → B → C → A → …のようなループとなる定常的な流れは存在しない。すなわち、A-B 間のみで平衡を考えたときの A / B の存在比と、3 つの状態全てを考慮したときのそれは等しい。このため、A → B, B → C, C → A の 3 つの反応速度定数を掛けたものは、それらの逆反応の反応速度定数を掛けたものに等しくなる。 また詳細釣り合いの原理より、ある反応とその逆反応の反応断面積の関係を与えることができる。まず、2 つの粒子 A と B が衝突し、A' と B' に状態が変化する場合を考える。そして、正反応の断面積を σ、逆反応の断面積を σ'、反応の始状態の縮退度を ''g''、終状態のそれを ''g′'' とし、A と B の反応前の相対速度を ''v''、反応後のそれを ''v′'' とする。なお、反応でエネルギーを放出、または吸収する場合、 である。すると、 : が成立するため、一方の断面積から他方の断面積を求めることが可能である。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「詳細釣り合い」の詳細全文を読む スポンサード リンク
|