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語中音挿入 : ミニ英和和英辞書
語中音挿入[ご]
=====================================
〔語彙分解〕的な部分一致の検索結果は以下の通りです。

: [ご]
  1. (n,n-suf) language 2. word 
: [なか]
 【名詞】 1. inside 2. middle 3. among 
中音 : [ちゅうおん]
 (n) (music) the mediant
: [おと, ね]
  1. (n,n-suf) sound 2. note 
挿入 : [そうにゅう]
  1. (n,vs) insertion 2. incorporation 3. infixing 
: [にゅう]
 【名詞】 1. go in 

語中音挿入 ( リダイレクト:音挿入 ) : ウィキペディア日本語版
音挿入[おんそうにゅう]

音挿入(おんそうにゅう、)とは、発音の便宜のため、の途中に子音母音音節が挿入される現象をいう。
この現象が起こるのは、たとえば以下のような場合がある。
*母音接続がある場合に、母音と母音の間に子音を入れて発音をしやすくするため
 *例えば英語では「r」が挿入される。 例:drawing → drawring (intrusive R)
*子音連結(consonant cluster)で、調音部位の異なる子音同士が連結する場合、発音しやすいよう、間に子音をおく場合
 *例:
*a-mrotos → ambrotos
 *例: (人) → homne → homre →
*子音連結の際、子音と子音の間に母音を入れて連結を断ち切る場合(Anaptyxis)
 *例: → (宝)
 *例: Hamtramck → Hamtramick
*語頭に子音連結が来ることのできない言語において、語頭に母音を加えることで回避する場合(Prosthesis)
 *例: ギリシア語の地名スミルナ(Smyrna) → トルコ語の地名イズミルİzmir)
 *例: → スペイン語および古フランス語:
 *例: → , (フランス語では古い段階で「s」が欠落した)
== 日本語 ==
例えば、「はるさめ」/harusame/は「はる」/haru/と「あめ」/ame/の間に子音/s/が挿入されてできた語形である(接合辞とも見られる)。この他にも「あまり」/amari/から「あんまり」/ammari/ができたり、「まひるま」/mahiruma/から「まっぴるま」/mappiruma/(子音交替)ができたりしている。
また漢語外来語で原語で子音で終わったり、子音が連続している場合には母音の/i/, /u/, /o/が挿入される。例えば英語の strike /straik/ はストライキ/sutoraiki/やストライク/sutoraiku/となる。漢語では語末の入声内破音)に母音が付加され、肉 /njiuk/がニク/niku/、一 /jit/がイチ/ichi/・イツ/itsu/(歴史的には「イチ」「イツ」と書いてイティ/iti/・イトゥ/itu/のように発音された)、立 /lip/がリフ/rihu/(現代ではリュウ/rjuː/。リツ/ritsu/は慣用音)などとなった。
活用では存在を表す動詞だった「ある」(-ar-)が動詞語幹につくことで受身・尊敬・可能・自発を表したが、母音語幹動詞につく場合には母音の連続を避けるため、rが挿入されている。現代語ではeが挿入されたことでrがさらに挿入された。
*書く:kak+ar+u(書かる)→kak+are+r+u(書かれる)
*起く(起きる):oki+r+ar+u(起きらる)→oki+r+are+r+u(起きられる)
他に「る」「さす(させる)」「れば」「れども」なども同じ理由で母音語幹動詞にrやsが挿入されている。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
ウィキペディアで「音挿入」の詳細全文を読む

英語版ウィキペディアに対照対訳語「 Epenthesis 」があります。




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