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語幹用法(ごかんようほう)とは、日本語において形容詞を活用語尾まで言わずに語幹の部分で言い切る語法。古典語では形容動詞にも当てはまる。主に感動や驚きを表すのに用いられる。 == 使用実態 == 歴史的に古くからある用法であり、俗語でもなければ誤用でもない。しかし、使用には地域差があり、中部地方から九州地方にかけて盛んに用いられるのに対し、東日本ではほとんど用いられてこなかった(例えば、痛みを覚えた際、西日本では「いた!」と言う人が多いが、東日本では「いたい!」や「いてえ!」と言う人が多い)。東日本における語幹用法の使用は、テレビなどのマスメディアを通じて、若者世代を中心に急速に広まったと考えられている〔『ものの言いかた西東』岩波書店、2014年、小林隆・澤村美幸、62-63頁〕。 急速な使用の拡大から、東日本では語幹用法を「若者言葉」や「日本語の変化」と捉える人々も存在し、それを踏まえて文化庁は語幹用法を平成22年度国語に関する世論調査の調査対象とした。国語に関する世論調査では、「寒っ」「すごっ」「短っ」「長っ」「うるさっ」の5種類について、どの程度使われているか、また気にされているかが調査された。その結果、「寒っ」では「自分も使う(又は,使うことがあると思う)し,他人が言うのも気にならない」と回答した人が6割を超え、「自分は使わないし,他人が言うのも気になる」と回答した人は1割に留まった。「寒っ」以外では「自分も使う(又は,使うことがあると思う)し,他人が言うのも気にならない」と回答した人は2〜3割台に減少したが、それでも「自分は使わないが,他人が言うのは気にならない」と回答した人が4割前後あり、「自分は使わないし,他人が言うのも気になる」と回答した人は1〜2割台に留まった。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「語幹用法」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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