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(n) word order =========================== ・ 語 : [ご] 1. (n,n-suf) language 2. word ・ 語順 : [ごじゅん] (n) word order ・ 順 : [じゅん] 1. (adj-na,n,n-suf) order 2. turn
語順(ごじゅん、word order〔用語集〕〔大辞典 (p. 567)〕)とは、文や句のなかで句や語が並ぶ順番のこと〔である。語順は、ただ一つに決まっていることもあれば、複数の語順が可能なこともある。 音声言語を使って会話をするとき、単語は、一つ一つ順番に発音される。音声言語では(手話と違って)二つの単語を同時に発音することはできない。このため、単語は、文のなかで時間の流れにそって並ぶことになる。これは、形態素や句など、語よりも小さい単位や大きい単位にも当てはまる。形態素も句も、一度に一つしか発音できないので、ある順番に並べて発音する必要がある。 == 語順の類型論 == 言語類型論では複数の語順が可能な場合には、そのうちの一つが基本語順 (basic word order)〔または支配的語順 (dominant order)〔とされる。 ラテン語やフィンランド語は定型的な語順を持たない。しかし傾向として、前者が SOV 型、後者が SVO 型と見なせる。このように柔軟な語順で使用される言語は、文中における名詞の役割を表示する格を有するのが普通である。同様に語順が比較的自由な日本語では格助詞がこの役割を担っている。またハンガリー語やチェコ語のように、語順が主題・焦点など情報構造を示す手段となる言語もある。 同じくらいよく使われる語順が二つ以上あるために基本語順を一つに決められない言語にも、いくつかのタイプがある。オーストラリアのヌングブユ語〔Heath, Jeffrey. ''A Functional Grammar of Nunggubuyu''. Humanities Press / Australian Institute of Aboriginal Studies. 1984: 507-513〕のようにほとんど全ての語順が同じくらいよく使われる言語もあれば、ドイツ語やオランダ語で主節ではSVOが優勢だが従属節ではSOVとなるように、統語的環境によって基本語順が変わる言語もある〔ドイツ語およびオランダ語は、基底にただ一つの語順を仮定する生成文法の分析では SOV型に分類される。V2語順も参照。〕。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「語順」の詳細全文を読む
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