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『課長島耕作』(かちょうしまこうさく)は、弘兼憲史による日本の漫画。『モーニング』(講談社)にて、1983年から1992年まで掲載された。 シリーズ作品に『部長――』『取締役――』『常務――』『専務――』『社長――』『会長――』『ヤング――』『係長――』『学生――』(『ヤング』『係長』『学生』の掲載誌は『イブニング』)があり、これらも全て本項で取り上げる。島耕作シリーズのコミックス累計発行部数は約4,000万部に達する〔http://mantan-web.jp/2013/07/11/20130710dog00m200067000c.html〕。 == 作品概要 == ; 概要 : 本作品は1980年代前半の日本経済低成長期(安定成長期)から同年代後半のバブル景気期を経て1990年代初期の失われた20年前夜に至るまでの日本経済の動向、大企業間の競争、大企業内部の派閥争い、経済活動の末端で働くサラリーマン、特に団塊の世代の群像の様々をリアルに活写したものであった。 : 本作品の主人公・島耕作は団塊の世代に属し、大手電器メーカー「初芝電器産業」に勤務するサラリーマンである。作品が連載開始された当初(1983年頃)の島は、小心で保身を考える平凡なサラリーマン像に描かれており、作品内容もオフィスラブなどの個人的な身辺事が主たるものであった。セックスに関しても「並み」以下のように描かれていた箇所もあった。 : 初芝電器産業は、作者・弘兼が漫画家デビューする前に勤めていた松下電器産業(現:パナソニック)がモデルになっていて、松下電器産業が実際に行った経営行動が漫画内に反映され、初芝電器産業は松下電器産業と同じ経営行動をすることがある。 : 話数カウントは「STEP○」。 : 1991年度(平成3年)、第15回講談社漫画賞一般部門受賞。 ; 作風 : 1984年後半から毎回連載が始まると、作品は大企業内部の派閥抗争や企業戦略に基づく経営展開などのマクロな経済世界へと舞台の主軸を移していった。それに伴い島は揺れ続ける社内での派閥争いの動向の中でも自身の信念のみに従う行動的人物として描かれていき、前向きな性格と幸運で度重なる苦難に直面しても全て乗り切ってしまう。苦難を乗り切る過程では知人の探偵・木暮久作を駆使したミステリ仕立ての冒険活劇が展開されるほか、周囲の人間がいつの間にか問題を解決してくれることも多い。また、島の周囲には必ずと言って良いほど島と性的関係を結ぶ女性が常につきまとう。 :「社長――」では60代を迎えたにも拘らず、顔に「ほうれい線」が入っていないこと、老眼鏡をかけずにいることから“島が若々し過ぎ。人間味に欠け、典型的「理想の社長」で感情移入できない”と評されている〔〈マンガ今昔物語〉第15回 30代の島耕作はとんでもなくオヤジだった! 朝日新聞「コミック・ブレイク」2011年5月25日付、ライター・伊藤和弘〕。 : 経済面のストーリー展開は、実社会の時事ネタが次々と島と初芝に襲い掛かるも、実社会の企業の失敗を研究してストーリーに取り入れ、時には左遷なども経験するが全て巧く乗り切るだけでなくさらに出世していってしまうストーリーである。派閥抗争、経営戦略、ミステリ活劇、全身汗まみれになるほどの絶倫且つ多彩な女性関係などの複雑に絡み合う各要素が多くのサラリーマン、とりわけ団塊の世代の男性の心を鷲掴みにし、1990年頃には大人気漫画として社会現象を巻き起こした。 ; 社長就任の新聞報道 : 2008年4月2日、読売新聞をはじめ各全国の新聞朝刊の社会面に島耕作が作中で近く社長に就任することが経済面でおなじみの新社長就任記事を模して「新社長に島氏」というタイトルで採り上げられた。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「課長島耕作」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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