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調緒(しらべお)とは、日本の代表的な伝統芸能である能などで用いられる楽器、鼓(大鼓、太鼓、小鼓)で使用される紐のことである。能の世界では単にしらべと呼ばれることが多い。調べ緒とも表記される。 調緒は、鼓の皮・胴・皮の間に張られて皮を締め付け、それぞれの楽器にあった音色を出す役割を担っている。演奏中、大鼓と太鼓の調緒は皮を締めて固定されたままだか、小鼓の場合は音色を変化させるためにも使われる。 == 種類 == 調緒の種類は大きく分けて「縦」の調緒と「横」の調緒がある。太鼓の皮・胴・皮の間に張られるのが「縦」であり、この調緒が主に皮を締め付けるという役割を果たしている。そして、張られた「縦」に巻き付けて、さらに皮を締め付けるのが「横」の調緒である。この他、「化粧」という調緒もある。この「化粧」は、皮を締め付けるというよりも飾りとしての意味が強い。特に大鼓の場合は、「縦」の調緒だけで皮を締め付けるため「横」は使用しない。「横」のかわりに化粧を「縦」に軽く巻いて下に垂らし、飾りとしている。 楽器毎の調緒の種類には、次のようなものがある。 * 大鼓(おおつづみ・おおかわ)用の調緒には「縦」と「化粧」がある。「横」はない。 * 太鼓(たいこ)用は「縦」と「横」がある。 * 小鼓(こつづみ)用は「縦」と「横」と「化粧」がある。小鼓の場合、さらに調緒の端を結ぶための小紐(こひも)という細く短い紐も使う。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「調緒」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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