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諏訪池 : ウィキペディア日本語版
諏訪池[すわのいけ]

諏訪池(すわのいけ)は、長崎県雲仙市小浜町大亀にある島原半島最大のため池である。
標高250mの台地の上にある3つの池のことで、南から上池、中池、新池に分かれている。
雲仙天草国立公園の指定区域内にあり、農林水産省ため池百選諏訪池 〕に選定されている。
また、島原半島世界ジオパーク2009年(平成21年)2月20日地球科学的な特徴が認められて、「島原半島ジオパーク島原半島ジオパーク概要 として日本最初のジオパークに認定された。〕の構成要素のひとつでもある。
== 由来 ==

*「1616年(元和2年)奈良から移された島原領主松倉重政が、小浜温泉入湯のためここを通る時、水田の干害対策を村民から陳情され、築堤を命じたという説がある。城地から離れている小浜串山方面の農民の経済開発の策としてこの事業を企画した。」〔小浜町史談〕
*「往昔、島原藩主松倉豊後守が、田圃を養はんが為に川を穿ち、溪水をここに導いたものださうな」〔關善太郎著「雲仙小浜風光記」大正15年8月20日発行〕
*「新池は1712年(正徳2年)北串山村の庄屋・松藤康隆氏がこれを掘り、1752年(宝暦2年)大亀の山川から助井出を通して中池に注いだ。」〔小浜町史談〕
*現在も下流農地92haの灌漑を行っている。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
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