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論理療法(ろんりりょうほう、Rational therapy)とは、アルバート・エリス(Albert Ellis)が1955年に提唱した心理療法で、心理的問題や生理的反応は、出来事や刺激そのものではなく、それをどのように受け取ったかという認知を媒介として生じるとして、論理的(rational、あるいは合理的)な思考が心理に影響を及ぼすことを重視している。1990年代より名称が変わり、邦訳では理性感情行動療法()などと呼ばれるが、当初の論理療法と呼んでも間違いではない〔。後にアーロン・ベックが、認知療法(Cognitive therapy)を提唱するが、本項目で解説する論理療法はそうした認知に焦点を当てる認知行動療法の最初のものである〔。 理論としては、出来事(A)、ビリーフ(Belief、信念)、結果(C)のビリーフ(B)のうち、非合理的なイラショナル・ビリーフを論駁するという、ABC理論を特徴とする。 分かりやすい論理体系やユーモアある技法、エリスのキャラクターと相まって、依然として論理療法を愛好する人も多い。 ==認知行動療法などとの位置づけ== 認知行動療法では、治療評価の対象に思考など認知が加えられ、この点で論理療法と、後に提唱された認知療法では共通しており、ともに認知行動療法に含まれる。 すなわち、不適応な反応の原因とされる論理療法における「イラショナル・ビリーフ」、認知療法における「認知のゆがみ」とは、ともに認知上の合理的でない思考の修正を対象としている〔。認知行動療法には、他に行動に焦点をあてた行動療法の流れを汲む技法も含まれる。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「論理療法」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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