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講談社学術文庫(こうだんしゃがくじゅつぶんこ)は、講談社刊の文庫判・学術書レーベル、1976年(昭和51年)に発足〔講談社サイトでは「学術文庫」と表記している。〕〔担当者(出版部長)による回想記に、池永陽一『学術の森の巨人たち 私の編集日記』(熊本日日新聞社、2015年)と、宇田川眞人『日本に碩学がいたころ』(三恵社、2013年)がある。〕。シンボルマークは、古代エジプトで知識や学問の象徴とされていた「トキ」(アフリカクロトキ)の姿をした神トートである。 単行本・選書新書(改訂・改題も含む)再刊、古典新訳のみならず、文庫書き下ろしでの出版も多い。約40年間で2000冊代を刊行、重版多数の書目がある一方で、初版のみで品切絶版となった書目も多い〔合本改版、改訂再刊された書目もある。〕。 2011年(平成23年)より、電子書籍版を購入できるiOS用のアプリケーション「選書メチエ&学術文庫」をApp Storeを配信している。 == 概要 == 岩波文庫(1970年代当時)の出版対象は、評価の定まった古典をだったのに対し、学術文庫は「学術をポケットに入れることをモットーにして生まれた文庫」〔各文庫本の巻末に記載されている、野間省一による《「講談社学術文庫」の創刊に当たって》、1976年〕という言葉からも明らかなように、人文・社会科学系の学術書を〔ただし専門書だけではなく、高級アマチュア的な内容の書目刊行も特色にある〕軸に刊行している。加えて東西の古典哲学(プラトン、アリストテレスや論語などの諸子百家)の新訳も刊行している。 1980年代以降は、講談社文庫(1971年(昭和46年)発足)が刊行していた哲学・思想系の書目を学術文庫へ移行。自社刊行では、『中国の歴史』(旧版)や『世界の歴史』(いずれも1970年代の刊行)、『日本の歴史』(1990年代 - 2000年代に刊行)、『人類の知的遺産』(一部)、『20世紀の思想家たち』(一部)といった歴史・思想系叢書、現代新書・選書メチエなどの教養系叢書に加え、他社での文庫・新書・選書の品切書目も多く再刊している。 当初からの方針で、国文学関係では久松潜一、池田亀鑑、今泉忠義といった国文学者による古典文学作品を、現代語訳・注釈を入れ積極的に多く刊行したことも特徴である。『今昔物語集』(天竺・震旦篇)、『大鏡』、『今鏡』、『とりかへばや物語』、『雨月物語』などの作品が容易に入手できる。 哲学・社会政治思想では文庫創刊時より初期は、天野貞祐訳のカント『純粋理性批判』を復刊し、小泉信三や矢部貞治に代表される、旧制高校出身の学歴貴族に近い保守中道やオールド保守寄りと目されていた著者陣に加え、明治・大正・昭和に渡る教養主義の伝統とその現代へと通じる価値を探求提示する刊行書目だったが、創刊から三十数年を経て廣松渉、高橋哲哉といったラディカルレフトを含むまでにラインナップが広がっている。 徳富蘇峰『近世日本国民史』(十数年で全50巻)を刊行した。イザベラ・バードなど幕末・明治期の日本紀行や、第二次世界大戦(太平洋戦争史)・昭和史関連も多数刊行している。 人文科学が中心ではあるが、朝永振一郎の『鏡の中の物理学』や、湯川秀樹の『物理講義』などロングセラーになっている自然科学入門書、アルフレート・ヴェーゲナーの『大陸と海洋の起源』のような自然科学の古典翻訳も刊行されている。また特殊な例では、加地伸行『漢文法基礎』など、他社(増進会出版社)で出版されていた受験参考書の文庫再刊もある。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「講談社学術文庫」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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