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講談社文芸文庫 : ミニ英和和英辞書
講談社文芸文庫[こうだんしゃぶんげいぶんこ]
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〔語彙分解〕的な部分一致の検索結果は以下の通りです。

講談 : [こうだん]
 【名詞】 1. story-telling 
講談社 : [こうだんしゃ]
 【名詞】 1. Koudansha (publisher) 
: [やしろ]
 (n) shrine (usually Shinto)
: [ぶん]
 【名詞】 1. sentence 
文芸 : [ぶんげい]
 【名詞】 1. literature 2. art and literature 3. belles-lettres 
: [げい]
 【名詞】 1. art 2. accomplishment 3. performance 
芸文 : [げいぶん]
 (n) art and literature
文庫 : [ぶんこ]
 【名詞】 1. library 2. book collection 

講談社文芸文庫 : ウィキペディア日本語版
講談社文芸文庫[こうだんしゃぶんげいぶんこ]
講談社文芸文庫(こうだんしゃぶんげいぶんこ)は、講談社が発行している文庫判の叢書である。主に純文学文芸評論の収録が多い。
== 沿革と概要 ==
1988年4月に、純文学系統の作品を系統的に収録する目的で創刊された。読みやすさを追求するために、ほかの講談社の文庫よりやや大きめのサイズ(新潮文庫と同じくらいの日本目録規則による大きさ表記では16cmとなるもの)にして、活字の大きさもやや大きめの10ポイントを採用した。その代わりに定価設定は高く、1200円から1500円くらい(本体価格)が標準である。なお創刊から数年間は、表紙の題名は金色の浮かし文字だったが、後におそらくコスト削減のため通常の印刷となり、紙質も当初のものより落としている。ただし元々が上質だったため、現在も他より悪いわけではない。約10年を過ぎて毎月4冊から3冊刊行になっている、新刊時の帯もほぼ無くしたが、創刊20周年を迎えるころから徐々に復活している。2009年5月で900冊に到達した。
刊行内容は、講談社文庫で出していた純文学系の新版や、今までの文庫本ではあまり採用されなかった純文学の作品や外国文学者のエッセイ集を絶版状態から刊行することが多い。柄谷行人花田清輝などの評論にも力をいれており、作家では講談社と繋がりが強い大江健三郎幸田文井伏鱒二などが多い。また吉田健一白洲正子といった玄人好みのエッセイを収録した「現代日本のエッセイ」や「戦後短編小説再発見」シリーズがある。また「現代日本の翻訳」の副題で堀口大學月下の一群』など十数冊が刊行された。
1997年春から、ヘンリー・ジェームスゲーテファウスト』等のヨーロッパ文学名作の訳を刊行開始。また実験的な米文学作品ではシャーウッド・アンダーソン小島信夫訳『ワインズバーグ・オハイオ』やヘンリー・ミラー『南回帰線』やジャック・ケルアックなどを、また西洋古典文学作品である岡道男訳『アポロニオス アルゴナウティカ』やアントーニーヌス・リーベラーリス『メタモルフォーシス ギリシア変身物語集』などを出している。
独自の特徴として、刊行時に著者が存命の場合は、本文の後に「著者から読者へ」と題した短文が掲載される。これは書き下ろしのオリジナルエッセイで、作品執筆時の思い出などの文章が収録されている。またその後に、専門家や親交のある文学者による解説や作家案内をはさんで、「著書目録」も掲載されている。これは著者の作品を「単行本」、「文庫」、「全集」等に分類した上で刊行順に一覧にしたもので、こちらも著者存命の場合は本人の校閲を経ており、信頼性の高いリストとなっている。「文庫」目録は長年、大半が刊行時に購入可能のみだったが、現在は刊行された全点を掲載しているものが多い。
当初は品切れをなるべく出さない方針であったが、刊行開始約10年目を経た辺りからは、品切書目を出さざるを得なかった。しかし2007年ごろから、他社(新潮文庫ちくま文庫中公文庫ほか)も含めて文芸書の復刊が増え始め、20周年を記念して、アンケートを読者から募った結果の「復刊」を冠した刊行著作もある。ただしこれらは絶版になったのではないので、実際は増刷の形である。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
ウィキペディアで「講談社文芸文庫」の詳細全文を読む




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