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『警視-K』(けいし ケー)は、勝新太郎監督・主演の刑事ドラマ。1980年10月7日から12月30日にかけて、日本テレビ系で毎週火曜日21:00 - 21:54に全13話が放映された。 == 概要 == 勝プロダクション製作。勝演じる、警視庁のハミ出し者・賀津勝利(がっつ かつとし)警視が悪に立ち向かう姿を描く。 勝の実子・奥村真粧美がそのまま賀津の娘役でレギュラー出演し、妻の中村玉緒も賀津の別れた妻として登場するなど、話題も多かった。他にも、勝と馴染みの深い緒形拳、原田芳雄、原田美枝子ら豪華な面々がゲスト出演した。 勝自身が主演に加え、監督・脚本にも取り組んだ意欲作にもかかわらず、平均視聴率は5.4%〔ビデオ・リサーチ関東地区調べ。初回視聴率は12.5%だったが、2回目に4.2%へと急落した(『NTV火曜9時 アクションドラマの世界 「大都会」から「プロハンター」まで』(2015年、DU BOOKS)p.386 より。)〕、ゴールデン枠としては最低級の数字であった。それでも勝の意欲を汲んだNTVとスポンサーサイドは、2クール全26話での編成を維持しようとしたが、予算の大幅オーバーに加えて勝のワンマンな制作体制による撮影スケジュール圧迫が追い討ちをかけ、結局13話で打ち切りとなった〔『NTV火曜9時 アクションドラマの世界 「大都会」から「プロハンター」まで』(2015年、DU BOOKS)p.383 - 387〕〔『NTV火曜9時 アクションドラマの世界 「大都会」から「プロハンター」まで』 p.413 - 416 他〕。 勝の意図で作品にリアリティを出すため、脚本はストーリーの骨格など主要な部分だけを残し、出演者のやりとりは全編ほぼアドリブで行われている。そのため、フィルム撮りでロケーション主体の作品ながらどんな撮影状況でも音声は同時録音で行うという、テレビドラマとしては比較的特殊な撮影が行われ(現場録音が困難な場合アフレコなどの音声別録りが行われることが多い)、演者の音声が周囲のノイズと混然となり、聞き取りにくい箇所が多く存在する。また状況説明のみの演出で台詞のやりとりは俳優の個々の解釈に委ねるなど、即興性や臨場感にこだわった結果、出演者が台詞に詰まる場面も見受けられた。実際に第1話放映の最中から「台詞が聴こえない」「言ってる意味がわからない」などと抗議の電話が殺到、日本テレビの電話回線がパンクして、勝プロにも対応専用電話が設置されるまでになった〔。これら勝の試みた実験的要素が当時は受け入れられなかったと見る向きが多いが、その後、本作の再評価が進み、勝の死後、1998年にビデオが発売された(現在は廃盤)。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「警視-K」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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