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豊川鉄道・鳳来寺鉄道・田口鉄道の電車(とよかわてつどう・ほうらいじてつどう・たぐちてつどうのでんしゃ) 本項では、豊川鉄道・鳳来寺鉄道(現在の東海旅客鉄道飯田線の一部)および田口鉄道(後の豊橋鉄道田口線)が保有した電車について記述する。この3社は、豊川鉄道を基幹としたグループ会社であり、車両も同形車を導入して直通運転を行なっていた。そのため、本項では3社の電車を一括して記述するものとする。 == 概要 == 豊川鉄道は、豊川稲荷への参詣客や、豊川流域の旅客・貨物輸送のために設立された鉄道で、1897年(明治30年)から1900年(明治33年)にかけて、豊橋(吉田) - 大海間が全通した。鳳来寺鉄道は、豊川鉄道の延長線として1923年(大正12年)2月に長篠(大海) - 三河川合間が開業した。開業当時は両鉄道とも蒸気動力であったが、1925年(大正14年)7月に直流1500Vにより電化され、電車および電気機関車による運転を開始した。両社は共通設計の車両を導入し、共通使用した。 1929年(昭和4年)5月、鳳来寺鉄道から分岐する田口鉄道が開業し、1932年(昭和7年)12月鳳来寺口(後の本長篠) - 三河田口間が全通した。同線は開業当初から直流電化されており、車両も豊川鉄道と同じものが導入され、共通運用された。 1943年(昭和18年)8月1日付けで、豊川鉄道・鳳来寺鉄道の両社は、本州横断鉄道を形成する三信鉄道、伊那電気鉄道とともに戦時買収され、鉄道省(国有鉄道)飯田線とされた。枝線であった田口鉄道は国有化の対象とはならず、豊川・鳳来寺両鉄道の買収後も存続したが、列車の運行は鉄道省に委託され、1952年(昭和27年)5月の委託契約解除まで両社の車両と混用された。また、豊橋への直通運転も1963年(昭和38年)まで継続されている。 国有化時に鉄道省へ引き継がれた車両は、豊川鉄道が電気機関車3両(うち1両は未成)、電車20両、蒸気機関車2両(1280形 1280, 1281)、貨車132両、鳳来寺鉄道が電気機関車1両、電車2両、貨車19両である。田口鉄道は、この時点で電気機関車1両、電車2両を保有していたが、これらも鉄道省に貸し出され混用されていた。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「豊川鉄道・鳳来寺鉄道・田口鉄道の電車」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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