翻訳と辞書
Words near each other
・ 貝虫綱
・ 貝虫類
・ 貝蛸
・ 貝谷久宣
・ 貝谷俊男
・ 貝谷八百子
・ 貝貨
・ 貝賀友信
・ 貝賀弥左衛門
・ 貝賀弥左衛門友信
貝輪
・ 貝部
・ 貝野村
・ 貝類
・ 貝類レッドリスト (環境省)
・ 貝類学
・ 貝髷
・ 貞
・ 貞はる
・ 貞享


Dictionary Lists
翻訳と辞書 辞書検索 [ 開発暫定版 ]
スポンサード リンク

貝輪 : ミニ英和和英辞書
貝輪[かいわ]
=====================================
〔語彙分解〕的な部分一致の検索結果は以下の通りです。

: [かい]
 【名詞】 1. shell 2. shellfish 
: [わ]
 【名詞】 1. ring 2. hoop 3. circle 

貝輪 : ウィキペディア日本語版
貝輪[かいわ]
貝輪(かいわ)とは、貝殻で作られた腕輪のことで、特に古代日本で使われたものを指す。
貝輪は縄文時代からあり、サルボウなど大型二枚貝に穴を開けたものが広く見つかっている。弥生時代になると、九州北部などで巻貝類のカサガイオオツタノハなどに穴を開けたものや、イモガイゴホウラスイジガイなどを切って作った貝輪が盛行し、当時の支配階級を表すものであったと見られる。これらの貝の多くは奄美群島以南に産するもので、沖縄諸島などではこれらを大量に加工したとみられる遺跡も見つかっており、九州との間で盛んに取引されたと見られる。山口県の土井ケ浜人類学ミュージアムや、種子島薩摩半島対馬における歴史民俗資料館などで多数保管展示されている。例外的に北海道でも有珠モシリ遺跡続縄文時代)でイモガイ製腕輪が見つかっている。
弥生時代末期頃からは青銅や石(碧玉など)を用いて貝輪に似せたと見られるデザインの腕輪や装飾品が作られるようになった。これらにはゴホウラに似た鍬形石(くわがたいし)や銅釧(どうくしろ)、カサガイに似た車輪石、イモガイに似た石釧、さらに輪ではないがスイジガイに似せたともいわれる盾などの飾りである巴型銅器(ともえがたどうき)があり、古墳時代には西日本一帯で用いられた。
==関連項目==

*土井ヶ浜遺跡
*長崎県立対馬歴史民俗史料館

category:貝に関する文化

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
ウィキペディアで「貝輪」の詳細全文を読む




スポンサード リンク
翻訳と辞書 : 翻訳のためのインターネットリソース

Copyright(C) kotoba.ne.jp 1997-2016. All Rights Reserved.