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『貧しき人びと』(まずしきひとびと、)はフョードル・ドストエフスキーの往復書簡形式の長編小説で、1846年に出版された。 雑誌編集者ニコライ・ネクラーソフは批評家ヴィッサリオン・ベリンスキーに対して「新しいゴーゴリが現れた」と礼賛した。ベリンスキーはこの作品を読んでその意見に同調した。日本語タイトルは、出版社によっては『貧しき''人々''』とも。 == 概要 == 初老の小役人マカール・ジェーヴシキンと少女ワーレンカとの間で凡そ半年に渡って交わされる往復書簡。お互いに身の回りで起きた出来事を報告したり、その時の心境を綴っている。その話の内容とは、ワーレンカの父親が事業に失敗して不機嫌となり、その後病気になってそのまま死んでしまった事、それだけでなく債権者が押し掛けて家や土地も家具も全て持って行ってしまった事や、彼女がポクロフスキーという元大学生と交流し、亡くなるまで世話をしたといった話が書かれてある。更にはゴルシーコフ家の赤ん坊が死亡して可哀想だとか、マルコフに関して二人が意見を対立させたり、マカールの友人のゴルシーコフが業務上横領の嫌疑が掛けられて懲戒免職となるが、裁判で無罪放免となるといった話も書かれている。何度も繰り返される手紙のやり取りの中でジェーヴシキンはワーレンカに愛情表現を伝え続けるが、結局ワルワーラはジェーヴシキンと別れてブイコフのもとに行ってしまうのだった。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「貧しき人びと」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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