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松本 哉(まつもと はじめ、1974年10月17日 - )は日本の左翼活動家〔「地位でもなく、おカネでもなく、とりあえず、こたつ。」『論座』2007年4月号(朝日新聞社)41頁によると、自他ともに認める「左翼」であるという。〕、古物商である。東京都杉並区高円寺でリサイクルショップ「素人の乱」を経営〔高円寺には同名の店舗が複数あるが、松本が経営しているのは一部店舗のみである。『朝日新聞』2007年1月1日朝刊1面 総合面より。〕しながら、任意団体「貧乏人大反乱集団」を主宰する。 東京都出身。父親は永井荷風の研究書などを書いた作家・風景画家の松本哉(まつもとはじめ、1943年 - 2006年、本名は松本重彰)〔『朝日新聞』2006年10月17日朝刊35面 社会面より。〕〔松本哉『貧乏人大反乱』(アスペクト、2008年、ISBN 978-4757215658)19頁より。〕。 == 学生時代まで == 東京都世田谷区経堂で生まれ、江東区亀戸にて育つ。両親の離婚後は新宿区に住む。 1994年、法政大学法学部第二部政治学科に入学。野宿同好会に入会、第5代会長に就任。 1996年〔松本哉ほか「学生はみんな働いている--全貧連に聞く」『現代思想』27巻7号(青土社、1999年)253-261頁より。〕〔松本哉『貧乏人の逆襲! タダで生きる方法』(筑摩書房、2008年、ISBN 978-4480877925)奥付より。〕〔ただし、雨宮処凛「『貧乏』を逆手に反撃が始まった」『論座』2007年4月号(朝日新聞社)38頁では、1997年結成とされている。〕、同校の市ヶ谷キャンパス再開発を機に自称ゲリラ組織〔松本哉『貧乏人の逆襲! タダで生きる方法』95-102頁より。〕〔「貧民日報」 (法政の貧乏くささを守る会)では「学内最過激派集団」を自称している。〕「法政の貧乏くささを守る会」を結成。同会は、授業に出席しない学生の居場所の保全、学生生活の改善、学費値上げ反対、校舎改築反対などを訴え〔、 * 鍋闘争(屋外に炬燵を置き、鍋物を囲み酒を飲む)〔『毎日新聞』1999年10月15日東京夕刊9面より。〕〔『毎日新聞』1999年6月21日北海道朝刊21面より。〕〔雨宮処凛「『貧乏』を逆手に反撃が始まった」『論座』2007年4月号 35-40頁より。〕 * 飲酒闘争(炬燵やテレビを持ち込み、ひたすら酒を飲む)〔〔 * 焼肉闘争(大学当局の事務室前に炬燵を置き、焼肉を行う)〔 * くさや闘争(事務室前でくさやを焼く)〔 * 学食闘争(味や値段への不満を訴えて集団で学生食堂に突入〔し、値下げを実現させる〔) などの自称「闘争」を行う。このような闘争を重ねるうちに、100人以上の学生が参加するようになる〔〔松本哉『貧乏人の逆襲! タダで生きる方法』97頁によると、2年目の学食闘争には200-300人が集まったという。〕。 さらに同会は、愛知大学に賛同者を得たのをきっかけに〔上部団体「全日本貧乏学生総連合」(全貧連)を結成し、日本各地の大学13校(1999年時点)に支部を持つ組織となる〔。 全貧連では機関紙「貧乏人新聞」を発行した。他、99年9月の東海村JCO臨界事故をきっかけにサークル「法大被曝者の会」を結成。 2001年3月、法政大学法学部を卒業後〔松本哉『貧乏人の逆襲! タダで生きる方法』103頁・184頁によると、授業に全く出席していない科目の単位も軒並み取得したことになっていたという。〕、4月に同校の通信教育課程文学部〔『毎日新聞』2002年1月16日東京朝刊29面より。〕へ再入学〔松本哉『貧乏人の逆襲! タダで生きる方法』181-189頁より。〕する。同年9月、同校で開催された日本私立大学連盟主催の市民講座へ仲間とともに乱入し、私大幹部や財界人に消火剤を噴霧する事件を起こし、翌2002年1月に逮捕され〔〔『朝日新聞』2002年1月16日東京地方版朝刊 東京25面、『毎日新聞』2002年1月16日東京朝刊29面、『東京新聞』2002年1月15日夕刊10面より。〕有罪判決、3ヵ月の拘置所生活を経て出所。7月ごろに大学を除籍される〔。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「松本哉」の詳細全文を読む 英語版ウィキペディアに対照対訳語「 Hajime Matsumoto 」があります。 スポンサード リンク
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