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貨物機 : ミニ英和和英辞書
貨物機[かもつき]
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〔語彙分解〕的な部分一致の検索結果は以下の通りです。

貨物 : [かもつ]
 【名詞】 1. (1) cargo 2. freight 3. (2) money or assets 
: [もの]
 【名詞】 1. thing 2. object 
: [き, はた]
 (n) loom

貨物機 : ウィキペディア日本語版
貨物機[かもつき]
貨物機(かもつき)とは、主に貨物の輸送を行う航空機のことで、貨物機を運行して航空貨物輸送業務を行う企業を貨物航空会社という。
輸送機とも称するが、この呼称は両方とも使用される。貨物機の呼称は民間航空だけに用いられている。軍用機で輸送機と呼ぶ場合、民間の旅客機に近い人員輸送用の航空機〔形態は旅客機に近いとはいえ、軍用であるため機内設備は非常に質素である。ただし、政府専用機のような要人輸送機はこの限りではなく、各国の首脳や国王が搭乗するのに相応しい機内設備が設置されている。〕も含む。''(軍用機については輸送機を参照)''
英語では「freighter」「airlifter」「cargo aircraft」などと称される。
== 概要 ==

初期の貨物機は、専用の設計で作られたものは少なく、郵便輸送など貨物便として用いられた機体はあったものの、旅客・貨物の双方の輸送が行えるものが主流であった。
貨物機が発達したのは、第二次世界大戦後のことである。これは、航空輸送が活発となり航空機が大型となってきており、民間分野においても航空機による大型貨物や大量の物資の輸送に対する需要が出てきたことに加え、旅客機は整備されたキャビンを持つようになってきたこともあり、貨物を運ぶにあたっては、機内を専用設計としたほうが有利であったことによる。
現代の貨物機は旅客機を改設計し、機内を改装したものが多い。機種にもよるが、外見的にはキャビン窓や非常用脱出口がない代わりに荷物の積み降ろし用の大型のカーゴドアを持つといった程度の違いしかない。構造的には、重い荷物に対応するためメインデッキの床が強化され、またペイロードを増やすために主翼付け根部分(翼胴接合部)の強化およびそれに伴う着陸重量の増加に見合う降着装置の強化などが行われる。軍用輸送機では、積み下ろしの利便性から高翼配置が主流となっているが、民間貨物機では旅客機ベースの設計のため低翼配置が主流となっている。
また、ボーイング747 の一部や A300-600ST ベルーガなどには機首部分がチルトアップする「ノーズドア」を持つものや、カナディアCL-44、ボーイング747-LCF などに見られる胴体後半部が横方向に折れて開く「スイングテール」を持つものが存在する。
貨物機は旅客機より多くのペイロード〔ボーイング747貨物型で貨物重量100トン以上、これは旅客機における乗客、手荷物、機内食や飲料 / 便所の水などの合算重量の2倍を超える。〕を積載するため、
* 燃料消費が多くなる
* 最大ペイロードの限界まで積載した場合、最大離陸重量を超過しないよう、機種によってはタンク容量の半分程度しか燃料を搭載できない
という理由(相乗効果)により、一般に旅客機よりも航続距離が短い。このため、例えば極東 - 欧州路線では、現在ほとんどの旅客機が体制崩壊後のソ連(ロシア)上空を経由して 13 - 14 時間のフライトを実現しているが、貨物機ではこの距離をノンストップで飛行することが難しい(最新型機747-400F では一部可能となった)。したがって現在でも極東 - 欧州路線の貨物機はアンカレッジで給油を行う旧来のルートが健在である。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
ウィキペディアで「貨物機」の詳細全文を読む




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